年末の帰省で「新幹線」を使います。かなり混雑すると思いますが「指定席」と「自由席」どちらが取りやすいですか?

配信日: 2024.12.23

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年末の帰省で「新幹線」を使います。かなり混雑すると思いますが「指定席」と「自由席」どちらが取りやすいですか?
年末年始の帰省シーズンは、新幹線が混雑する時期として知られています。快適な移動のために指定席を予約するか、それとも自由席を選ぶか、迷っている方も多いでしょう。座席確保の確実性や料金の違いなど、それぞれにメリットと注意点が存在します。
 
本記事では、混雑時期に新幹線を利用する際に、指定席と自由席どちらのほうが予約しやすいか解説するとともに、自由席で座るためのコツを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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指定席と自由席の違い

新幹線の指定席と自由席の主な違いは、席が事前に確保されているかどうかです。指定席は、事前に座席を指定して予約を行うため、乗車時には自分の座席が確保されています。混雑する帰省のシーズンでも座席の心配をする必要がなく、快適な移動が可能です。
 
一方、自由席の座席は予約制ではなく、空いている席に自由に座る仕組みです。指定席に比べて価格が安いため、少しでもコストを抑えたい旅行者に適しているといえるでしょう。
 

指定席は早めに予約しないと席が埋まってしまう

指定席を利用する際には、事前に列車と座席を予約する必要があります。しかし、年末の帰省シーズンをはじめとした旅行者が増える時期には、指定席は早い段階で売り切れる可能性があります。そのため、計画的に早期予約をすることが大切です。
 

自由席は混雑時に座れない可能性がある

自由席は好きなタイミングで乗車できるのがメリットです。しかし、自由席の座席を確保できる保証はないため、特に年末の帰省シーズンなどの混雑時には、座れない可能性もあります。
 
また、年末年始期間などのピーク期には一部の新幹線において、全席指定席で運行するケースがあります。東海旅客鉄道株式会社によれば、2024年12月27日(金)~2025年1月5日(日)の期間、「のぞみ」は全席指定席で運行するとのことです。
 
この間、自由席特急券があっても「のぞみ」の座席に座ることはできず、普通車のデッキなどを立席で利用する場合は乗車可能としています。
 

料金は自由席のほうが安い

新幹線を利用する際には、乗車券と特急券の2枚が必要です。普通車の特急券には指定席と自由席の2種類があります。自由席の特急料金は、指定席の通常期料金よりも530円安くなっており、よりコストを抑えて旅行したい方にとっては魅力的な選択肢です。
 
また、指定席には通常期のほか、最繫忙期・繁忙期・閑散期があり、通常期の料金と比較すると、最繁忙期は400円増し、繁忙期は200円増し、閑散期は200円引きにそれぞれ設定されていますが、自由席は時期による料金の変動はありません。
 

自由席で座るためのコツ

年末の帰省シーズンに新幹線を利用する際、交通費を抑えつつ、できるだけ座って快適に過ごしたいという方は、自由席を選ぶことがひとつの方法です。自由席に座るためには、列車到着前に自由席車両の乗車口前に前もって並ぶ必要があります。早い時間から並んでおくことで、希望の座席に座れる確率が高まるでしょう。
 
また、自由席が確保できるかどうかは、単に待機列の長さだけでなく、車両ごとの座席数にも影響されます。
 
「ひかり」の場合、1号車~5号車が自由席車両となっていますが、座席数は1号車が65席、2号車が100席、3号車が85席、4号車が100席、5号車が90席となっています。そのため、列に並ぶ人数が同じくらいであれば、奇数の車両よりも、座席数が多い偶数の車両を選ぶほうが座れる可能性が高まると考えられるでしょう。
 
また、停車駅が多い遅い列車を選ぶことも、自由席で座るための効果的な手段です。速い列車である「ひかり」などは、混雑しやすいため、自由席の空席が少なくなる可能性があります。一方で、「こだま」や「やまびこ」、「あさま」などの停車駅が多い列車は、混雑が比較的緩やかで、自由席の連結両数も多いため、座れるチャンスが増えるでしょう。
 

自由席のほうが購入しやすいと考えられるが確実に座れるのは指定席

年末の帰省シーズンに新幹線を利用する場合、座席の確保という点では指定席の早めの予約が最も確実な選択です。一方、交通費にかかるコストを抑えたい場合には、自由席を選んで早めに並んだり、定員の多い車両を選んだりするなどの工夫が必要です。
 
それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分の移動計画や優先事項に合った選択をして、快適な移動時間を確保しましょう。
 

出典

東海旅客鉄道株式会社
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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