結婚してマイホームを購入!次は「マイカーの新調」を考えているのですが「アルファード」は少しぜいたくでしょうか?
配信日: 2024.12.24
本記事では、マイホームの費用相場や世帯主の平均所得、車の購入費用の目安を紹介します。ぜひ参考にして、現実的な選択肢を見極められるようにしましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
マイホームにかける費用相場
住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」によると、2021年度の平均的なマイホームの費用相場は表1の通りです。
表1
マンション | 4528万円 |
土地付き注文住宅 | 4455万円 |
建売住宅 | 3605万円 |
注文住宅 | 3572万円 |
中古マンション | 3026万円 |
中古戸建て | 2614万円 |
出典:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」より筆者作成
データをみると、多くの家庭が数千万円規模の投資をしてマイホームを手に入れていると分かります。
マイホームを購入する際には住宅ローンの借入を伴うことが一般的であり、家計に与える影響は決して小さくありません。マイカーの新調を検討する場合は、住宅ローンが家計に与える影響をしっかりと考慮する必要があります。
世帯主の年齢別にみた平均所得金額
厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯主の年齢別にみた平均所得金額は表2の通りです。
表2
29歳以下 | 339.5万円 |
30~39歳 | 608.5万円 |
40~49歳 | 696.0万円 |
50~59歳 | 758.5万円 |
60~69歳 | 536.6万円 |
70歳以上 | 381.0万円 |
出典:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」より筆者作成
30代になると家庭を持ち、マイホームを購入する人が増えると考えられます。収入の伸びに合わせてライフスタイルの充実を図りたくなるものですが、マイホームや車への投資が過剰にならないよう注意が必要です。
車の購入費用の目安
車を購入する際、費用の目安として「年収の約半分」を上限とする考え方があります。家計に無理のない範囲で車を所有するための一般的な基準として知られています。例えば、年収が600万円であれば、購入する車の価格は300万円程度が妥当といえるでしょう。
アルファードはトヨタの高級ミニバンとして知られており、新車価格は最も安いグレードでも540万円です。そのため、アルファードを無理なく購入するためには、少なくとも1080万円程度の年収が必要といえます。
一方、厚生労働省の調査によると、30~39歳の世帯主の平均所得は約608.5万円です。所得が平均的なものであれば、アルファードを購入するのはぜいたくな選択肢といえるでしょう。
アルファードの購入費用を安くする方法
ここでは、アルファードの購入を検討している方に向けて、安く購入するための方法を紹介します。
購入の時期を意識する
自動車販売店が「決算期」を迎える3月と9月は、販売価格が安くなりやすい傾向です。多くの販売店が目標台数を達成するために、利益を削ってでも販売件数を伸ばそうとする傾向があります。そのため、交渉次第では大きな値引きを受けられることが多いのです。
中古車から探す
車の購入費用を抑えるために最も効果的な方法のひとつが、中古車の購入です。一般的に、中古車は走行距離や年式に応じて価格が下がります。特に、走行距離が5万kmや10万kmを超えるモデルは価格が安くなる傾向です。しかし、適切なメンテナンスが行われている車両であれば、走行距離が多くても十分長使用できます。
また、年式が古いモデルも価格が下がりやすい特徴があります。3年落ちや5年落ちの車両であれば、価格と品質のバランスがよい選択肢となるでしょう。
ただし、傷や経年劣化が目立つ場合もあるため、現物をしっかり確認することが大切です。また、モデルチェンジ直後の旧型モデルも価格が下がりやすいため、狙ってみる価値があります。
平均所得金額が608.5万円の世帯にとってアルファードはぜいたくな場合もある
調査データを踏まえると、新車のアルファードの購入は、多くの家庭にとってぜいたくな選択肢の可能性もあります。
しかし、購入のタイミングや中古車市場を活用することで、購入費用を抑える方法もあります。ライフスタイルの充実は大切なことですが、家計の負担を避けるためには、現実的な計画を立てて、無理のない範囲で購入できる車を選択することが求められます。
出典
住宅金融支援機構 フラット35利用者調査
厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況
トヨタ アルファード | 価格・グレード
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー