デスクワークで目が疲れるため「目薬」を愛用しています。1つ「800円」の目薬を1ヶ月で使い切るのですが、さすがに使いすぎでしょうか……。

配信日: 2024.12.24

この記事は約 4 分で読めます。
デスクワークで目が疲れるため「目薬」を愛用しています。1つ「800円」の目薬を1ヶ月で使い切るのですが、さすがに使いすぎでしょうか……。
デスクワークで目の疲れを感じる人は、眼精疲労や疲れ目対策に目薬を使うことも多いでしょう。果たして目薬は実際に疲れ目に対して効果があるのでしょうか。本記事では、目薬の適切な使用方法や疲れ目の緩和におすすめの方法を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

デスクワークによる眼精疲労の原因

パソコン作業のあるデスクワークや、スマートフォンの長時間利用によって目に疲労を感じる状態が「眼精疲労」です。眼精疲労が原因で、全身に疲れを感じる場合もあります。
 
パソコンやスマートフォンなどのモニターを長時間見ていると、目のピントを調整する毛様体筋が緊張した状態が継続されます。この緊張状態は、近くのものを見るときに生じるものです。緊張状態が長く続くことが原因で目に疲れを感じてしまいます。
 
また画面を集中して見ていると、知らない間にまばたきの回数が減ります。これが原因で目が乾き、ドライアイという症状が起こることも、目の疲れを引き起こす原因です。
 
さらに、ストレスがたまるのも目の疲れに関わるとされています。ストレスは、自律神経に大きく関係し、自律神経が乱れて交感神経が作用する状態が続くと、毛様体筋に力を入れにくい状態になってしまいます。この状態が続くとピント調整に影響を及ぼすため、結果として疲れ目になる恐れがあるのです。
 

眼精疲労に目薬は効果的?

目の疲れを解消するために、目薬を使用する人も少なくありません。最近では、パソコンやスマートフォンのブルーライトによる目の疲れ専用の「デジアイ(ロート製薬、968円)」なども販売されています。
 
しかし、目薬はあくまで眼精疲労になる前の段階である「疲れ目(眼疲労)」を緩和するものです。そのため、目薬だけでは眼精疲労にまで発展した目の疲れが改善しない可能性があります。疲れ目の段階であれば、その原因が何かを見極めて、それに応じた目薬で症状の緩和ができるでしょう。
 

目薬はさせばさすほど効果が増すもの?

目薬には、それぞれに適した点眼量や回数が定められています。市販の目薬は、一般的に1日5、6回の使用を推奨している場合がほとんどです。
 
また、使用する量は、指定がある場合を除き、基本的には1回につき1滴で問題ありません。目薬をさしすぎると、目の表面を覆う粘液や涙、薄い油でできている3層構造が崩れてしまい、目の表面に傷がつくこともあるため、注意が必要です。
 
なお、1滴がおよそ0.05ミリリットル程度とされていることが多く、12ミリリットルの目薬であれば、240滴分に相当します。1度に両眼に1滴ずつさす場合は120回、さらに1日5回使用するのであれば24日程度で使い切ることになるため、目薬を1ヶ月で使い切ることは使いすぎにはならないでしょう。
 
疲れ目対策に1本1500円程度の少し良い目薬を使う場合、1本を1カ月で使い切るのであれば、1日当たり約50円かかる計算です。
 

目薬以外の疲れ目対策

疲れ目には目薬の使用に一定の効果が期待できますが、それ以外にも目の疲れを緩和するのにおすすめの方法やアイテムがあり、気軽に実践できたり、購入できたりします。気になるものがあればぜひ試してみてください。
 

定期的に遠くを見る

水晶体の厚さを変化させてピント調整する役割がある「毛様体筋」は、近くを見るときに緊張しますが、反対に遠くを見るときには緩みます。デスクワークでは近い場所にピントを合わせることから目の筋肉が緊張状態が続くため、合間に遠くを見る機会を作ってリラックスさせましょう。
 

蒸しタオルやホットアイマスクを使用する

就寝前のリラックスできる時間に、蒸しタオルや市販のホットアイマスクを使用するのも疲れ目に効果的とされています。目の周りを温めると血行がよくなり、緊張がほぐれます。
 
ドラッグストアで購入できる「めぐりズム」(花王)は、40度の蒸気浴が20分程度できる使い捨てのアイマスクです。1枚100円程度で購入でき、無香料のものだけでなく、香りが付いたものもあるため、リラックス効果も高まるでしょう。
 
また、繰り返し使用できる蒸気浴ができるアイマスクもあります。大手ショッピングサイトで、2000円程度から購入できるため、好きなものを探してみるのもおすすめです。
 

デスクワークでは目の休憩もこまめに行いましょう

デスクワークで目の疲れを感じた場合、適切な回数・量を守り目薬をさせば効果を得られるでしょう。しかし、一時的な解決策であるため、日頃から緊張をほぐすための休憩や目のストレッチ、目の周りを温めるアイマスクなども実践してみてはいかがでしょうか。
 

出典

ロートデジアイ | ロート製薬: 商品情報サイト
花王 めぐりズム
めぐりズム商品一覧 | 花王公式通販 【My Kao Mall】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集