「教育移住」を決めたというママ友。マレーシアに行くそうですが、どのくらいお金がかかるのでしょうか?
配信日: 2024.12.26
そこで本記事では、マレーシアへの教育移住のメリットと費用について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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マレーシアへの教育移住のメリット
まず、マレーシアへの教育移住のメリットとして、英語力の高さがあげられるでしょう。イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン株式会社の調査によると、日本の英語力は世界第92位、アジア第16位である一方、マレーシアは世界第26位、アジア第3位と高い英語力を誇ります。
公用語はマレー語ですが、多くのマレーシア人が英語を話すことができるうえに、親日家も多いといわれているため、日本人にとって住みやすい都市と考えられるようです。
ほかにも、多文化環境での成長が期待できます。マレーシアはマレー系、中国系、インド系などの多民族が共存する国です。多様な文化や価値観に触れることで、子どもの視野が広がり、国際感覚を養うことができるでしょう。
マレーシアへの教育移住にかかる費用について
では次に、マレーシアへ教育移住するためにかかる費用について見ていきましょう。
航空券
小学生の子ども2人と両親の4人で、羽田からクアラルンプールへ行くのに必要な片道の航空券代は16万円程度~が目安です。航空券については、実際に搭乗する日付や、予約時期により金額は異なります。
住居・生活費
マレーシアは比較的低コストで生活できるでしょう。家族向けの2~3LDKの家賃相場は7万5000円~13万5000円程度で、入居の際には家賃のおよそ4ヶ月分が初期費用の目安といわれています。生活費については日本よりも物価が安いため半分~3分の2程度で生活できるでしょう。
教育費
マレーシアへの教育移住において、教育費は最も占める割合が大きい支出といえます。
現地の公立学校に通うケースは少なく、ほとんどの場合がインターナショナルスクールに通学することになり、入学金や年間授業料の相場は次の通りです。
入学金:約14万円
年間授業料:約80万円~172万円
入学金:約51万円
年間授業料:約280万円~約369円
入学金:約27万円
授業料:約70万円~127万円
選ぶ学校によりかかる費用は大幅に異なりますので、各学校の教育プログラムやご家庭の経済状況を考慮して選択するようにしましょう。
ビザ取得に必要な費用
マレーシアに90日間以上滞在する場合にはビザが必要です。ビザにはいくつか種類があり、ビザの種類により有効期間も異なります。
教育移住に必要な学生ビザと保護者ビザ(有効期間1年)は通常学費に含まれますが、それ以外のビザの場合の取得費用の相場は3万円~15万円程度です。
ビザ申請代行業者に依頼すると、ビザ申請費用に加えて別途費用が必要になるでしょう。
家族4人でマレーシアへ教育移住するには初期費用として100万円以上必要
家族4人でマレーシアへ教育移住する際、航空券16万円、住宅費用40万円(家賃4ヶ月分)、入学金30万円、年間授業料150万円とした場合、初期費用として約100万円を超える費用が必要です。これは、現地での生活費は含まれておらず、住む地域やどの学校を選択するかによって金額は大幅に異なるでしょう。
小さいうちから異文化や外国語に触れると、すぐに言葉を覚えたりなじんだりできる一方で、日本語の習得に苦労するなどの側面もあります。日本人としてのルールやマナーを子どもにどの程度身につけさせるのか、高校や大学などの進学時に日本に帰国する予定があるかなど、教育移住においては費用面だけではなく考慮するポイントがいくつかあるでしょう。
マレーシアへの教育移住を検討する場合は、家族の意思を尊重したうえで、生活や教育環境における現地でのサポート体制も確認しておくと安心です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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