子どもの教育費のため「美容院」から「1000円カット」に移行。20年続けた場合、どれだけの節約になる?

配信日: 2024.12.25 更新日: 2024.12.26

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子どもの教育費のため「美容院」から「1000円カット」に移行。20年続けた場合、どれだけの節約になる?
子どもの教育費や生活費を考えて節約を意識する家庭も増えることでしょう。中でも固定費を抑える工夫は節約に効果的です。美容院通いをやめ、「1000円カット」に切り替えた場合、20年後にはどれほどの金額が節約できるのかシミュレーションします。
FINANCIAL FIELD編集部

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20年間夫婦で1000円のカットを利用した場合

20年間夫婦で1000円カットを毎月利用した場合にかかる料金を計算してみましょう。条件は以下の通りです。

カットの頻度:夫婦とも月に1回
カットの金額:1000円/人

1ヶ月あたりの費用:1000円 × 2人 = 2000円
1年あたりの費用:2000円 × 12ヶ月 = 24000円
20年間の費用:2万4000円 × 20年 = 4万80000円

20年間夫婦で1000円カットを利用した場合、合計で48万円の費用がかかります。
 

20年間夫婦で4000円のカットを利用した場合

次に、20年間夫婦で4000円のカットを毎月利用した場合にかかる料金を計算してみましょう。条件は以下の通りです。

カットの頻度:夫婦とも月に1回
カットの金額:4000円/人

1ヶ月あたりの費用:4000円 × 2人 = 8000円
1年あたりの費用:8000円 × 12ヶ月 = 9万6000円
20年間の費用:9万6000円 × 20年 = 192万円

20年間夫婦で4000円のカットを利用した場合にかかる料金は、約192万円となります。ただし、カラーやパーマなどの施術を行う場合、金額はより高くなる可能性があります。
 

教育資金に不安を感じる親は約75%

ソニー生命保険株式会社は、大学生以下の子どもを持つ20歳以上の男女を対象に「子どもの教育資金に関する調査」を実施しました。その結果、「教育資金に不安を感じる」と答えた親は全体の約7割に上り、もっとも不安を感じているのは中高生の親という結果になりました。
 
中高生の親が特に高い不安を感じている背景には、高校や大学進学時にかかる学費や関連費用の増加があると考えられます。
 
また、不安を感じる理由として最も多かったのは「収入の維持や増加に自信がない」(41.8%)という回答でした。親たちは将来の収入や経済的な安定に対する不安を抱えていることが分かります。
 
教育資金の不安は単に費用の多さだけでなく、長期的な家計管理や収入計画の立て方に直結する問題でもあります。親たちは、子どもの将来のために十分な教育を提供したいという思いを抱きつつも、その負担をどのように軽減するかに頭を悩ませている様子が見受けられました。
 

子どもの教育費、平均予想額は1436万円

同調査で未就学児を持つ親248人に対し、子どもが小学生から社会人になるまでに必要な教育費について尋ねたところ、「1000万円〜1400万円程度」(31.5%)や「2000万円〜2400万円程度」(28.6%)といった回答が多く見られ、平均予想額は1436万円となりました。
 
この結果から分かるのは、未就学児を持つ親は子どもの教育費がかなり高額になると考えていることです。特に「1000万円〜1400万円」や「2000万円〜2400万円」と答えた人が多く、教育資金に対する不安や計画の重要性を感じていることが分かります。平均予想額が1436万円ということからも、教育費が家庭にとって大きな負担になることがうかがえます。
 

20年間で144万円の節約ができる

夫婦で「1000円カット」を20年間利用した場合、合計で48万円の費用がかかります。これに対して、もし従来の美容院(1回あたり約4000円)を利用していた場合、20年間で192万円かかるため、差額は144万円です。つまり、20年間で144万円の節約につながる可能性があります。
 
子どもが生まれると、家庭の支出に対する意識が高まり、将来の教育費や生活費を見据えた節約が求められます。美容院通いをやめて「1000円カット」に切り替えることは、その一環として効果的な可能性があります。
 
また、子どもの教育資金に関しては、多くの親が不安を感じていることが調査結果から明らかになりました。約7割の親が教育資金に不安を抱え、収入の安定性に対する懸念がその主要な理由となっています。
 

出典

ソニー生命保険株式会社 子どもの教育資金に関する調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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