在宅勤務なのでカフェで仕事をしています。500円程度のコーヒーで何時間もお店にいたら「迷惑」でしょうか。また、毎日になるともったいない出費なのでしょうか…
配信日: 2024.12.31
本記事では、カフェでの長時間滞在が迷惑になるかどうか、カフェの利用が家計に与える影響などを紹介するとともに、カフェを快適に利用するためのポイントをお伝えします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
カフェでの長時間の仕事が迷惑かどうかは状況による
カフェでの長時間の仕事が迷惑になるかどうかは、利用するお店の方針や混雑状況によって変わると考えられます。最近では、店内にWi-Fiや電源を備えるなど、仕事をする人を歓迎するカフェも増えています。
一方で、混雑時に席を長時間占有したり、1杯のコーヒーで何時間も居座ったりすると、ほかの人やお店に迷惑がかかる可能性もあるでしょう。メニューを追加注文するなど、利用者としてのマナーを示す姿勢もときには必要です。また、空いている時間帯を選んで利用すれば、お店にも配慮しやすくなるでしょう。
カフェは多くの人が利用する共有スペースです。店内の状況に気を配り、適切に利用することで、自分やほかの利用者が快適に過ごせる環境を保つことが大切です。
カフェでの滞在時間は平均どれくらい?
株式会社YAYが行った「カフェ利用に関する実態調査」によると、カフェ利用時の滞在時間の割合は表1の通りです。
表1
30分以下 | 11.3% |
30分~1時間程度 | 40.0% |
1~2時間程度 | 30.2% |
2~3時間程度 | 14.6% |
3時間以上 | 3.9% |
出典:株式会社YAY「カフェ利用に関する実態調査」を基に筆者作成
最も多い滞在時間は、30分~1時間程度で40.0%となりました。次いで1~2時間程度滞在する人の割合は約30%であるため、カフェを利用する人の約7割が30分~2時間ほど滞在していることになります。3時間以上滞在する人は少ないようですが、長時間滞在したい人はお店の混雑状況を確認しながら利用するとよいでしょう。
毎日カフェ代500円を支払い続けた場合の1ヶ月の出費
平日5日間、毎日カフェを利用した場合の1ヶ月の費用を算出します。コーヒー代として毎回500円支払う場合、1ヶ月の出費はおよそ1万円です。長時間滞在で追加注文し、毎回1000円支払う場合は、1ヶ月でおよそ2万円の出費です。1回あたりの金額は少なくても、利用頻度が高ければ大きな出費となることが分かります。
カフェを長時間利用する際に意識したいこと
リモートワークでカフェを利用する際は、周りの迷惑にならないように配慮することが大切です。カフェはほかの人も利用する公共の場であり、店舗の方針や混雑状況に応じた使い方が求められます。ここでは、カフェを快適に利用するために意識すべきポイントを解説します。
混雑する時間帯は避けて利用する
カフェで快適に仕事をするためには、混雑しやすい時間帯を避けましょう。ランチタイムや午後のカフェ利用がピークになる時間帯は多くの人が訪れるため、席を長時間占有するとほかの利用者が不便に感じてしまうかもしれません。
朝早い時間や夕方以降の比較的空いている時間に利用することで、周囲へ配慮しながら集中できる環境を確保しやすくなるでしょう。
店内が混雑してきたら席を空ける
店内が混雑している場合は、周囲の様子を観察し、必要に応じて席を譲ることを考えましょう。待ち時間が出るほどの状況であれば、席を譲ることでお店の回転率を助けるとともに、ほかの利用者にも気持ちよく過ごしてもらえます。
定期的に商品を追加注文する
500円のコーヒー1杯で何時間も滞在するのではなく、1~2時間ごとに追加の飲み物や軽食を注文するのもおすすめです。カフェの売り上げに貢献できるうえ、自分の仕事効率も上がる可能性があります。小腹が空いた際にスイーツや軽食を頼めば気分転換になるでしょう。
カフェの長時間滞在が迷惑になるかどうかは、店の方針や店内の状況による
カフェでの長時間の仕事が迷惑になるかどうかは、店内の混雑状況や店舗の方針に大きく左右されると考えられます。空いている時間帯に利用したり適度な追加注文を心がけたりすることで、迷惑行為を避けつつ、集中して作業できる環境を整えることが可能でしょう。
また、節約するためには、日々のカフェ利用にかかる費用を見直したり、利用頻度を減らしたりする工夫も大切です。適切なマナーと配慮で、カフェをうまく活用しましょう。
出典
株式会社YAY 「カフェ利用」に関する実態調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー