冬用タイヤに履き替えたときに、冬用のワイパーをおすすめされました。雪国ではないので普通のワイパーで十分だと思うのですが、変えるメリットはあるのでしょうか?
配信日: 2025.01.13
そこで本記事では、冬用ワイパーのメリットや選ぶ際のポイントなどについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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冬用ワイパーとは
タイヤにスタッドレスタイヤがあるように、ワイパーにも「スノーワイパー」という冬専用タイプがあり、雪や氷に強い工夫がされています。例えば、ワイパーブレードの金属部分がゴムで覆われていて、雪や氷が入り込むのを防ぐのです。
スノーワイパーは、動く部分の仕組みがシンプルに作られていて、凍結によるトラブルが起きにくくなっています。さらに、ゴム部分には寒い場所でも硬くなりにくい素材が使われており、しっかり動いて視界を保ちます。普通のワイパーより少し短く作られている分、動かすモーターへの負担も減るのです。
このように、スノーワイパーは雪や氷によるトラブルを防ぎ、冬の運転を安全かつ快適にしてくれるアイテムです。
普通のワイパーとの違い
一般的な雨用ワイパーは、年間を通じて幅広い天候に対応できる便利なタイプですが、雪や氷、凍結にはあまり強くありません。そのため、こうした弱点を克服するように特別に作られているのが冬用のスノーワイパーです。
冬用ワイパー交換に適したタイミング
冬用ワイパーは降雨時にも問題なく使えるため、1年中つけておくこともできますが、紫外線や高温で劣化が早くなることがあります。そのため、冬の間だけ使い、シーズン終了後には保管しておくのがよいでしょう。
冬用ワイパーは通常のワイパーより少し高額であるため、必要なタイミングで交換すると、経済的にもお得です。気温の低下や雪が降るタイミングは予測しにくいため、寒冷地や雪の多い地域に住んでいる場合は、例年の気候を参考に早めに交換すると安心でしょう。
また、スタッドレスタイヤに履き替えるときに一緒にワイパーも交換すると便利です。普段は冬用ワイパーが必要ない地域に住んでいる場合でも、寒い場所への旅行や道中に雪が降りやすい地域を通過する場合には、事前に交換しておくと安心です。また、冬用ワイパーも定期的にチェックし、ひび割れや破損があればすぐに交換しましょう。
冬用ワイパーの価格帯
冬用ワイパーの価格相場は3500~5000円ほどですが、1000円台のものもあれば5000円以上するものもあり幅広いです。一般的に安価モデルは短期間の使用向け、中価格帯は機能性と耐久性のバランスがよく、積雪の多い地域では高価格モデルが最適といわれています。
購入するときは、サイズ確認やレビューを参考にして、使用環境や車種に応じて選びましょう。購入してワイパーをつけた後は、定期的なメンテナンスで安全運転を保つことも重要です。
雪国以外で冬用ワイパーを使うメリット
冬用ワイパーは、凍りにくく雪をしっかりと払えるように作られています。しかし、普段から普通のワイパーで特に問題なく過ごしている人にとっては、「交換する必要があるのかな?」と疑問に思うかもしれません。
実際、暖かい地域では凍結や雪の心配が少ないため、普通のワイパーでも冬を乗り切れることが多いです。一方、寒冷地や降雪地帯住んでいる場合には、普通のワイパーでは困るでしょう。また、スキーや旅行で寒い地域に行く場合も、普通のワイパーではトラブルが発生する可能性があります。
例えば、夜に凍り付いて動かなくなるケースがあります。無理に動かすとゴムが切れたりモーターが壊れたりするかもしれません。また、金属がさびたり、ゴムが劣化して使えなくなったりすることもあるでしょう。
さらに、ワイパーの性能が落ちると、窓ガラスに拭きムラができて視界が悪くなったり、雪の重さでワイパーが動かなくなったりすることもあります。これらは安全な運転に大きな影響を与えるリスクです。
冬用ワイパーは通常ワイパーに比べると少々値が張りますが、こうしたトラブルを未然に回避できる安心感を考えれば十分に価値があるといえるでしょう。
冬用ワイパーは雪国以外でも冬の安全運転に有用
冬用ワイパーをおすすめされても、雪国に住んでいない場合には、普通のワイパーで十分だと思うかもしれません。しかし、雪国に住んでいない場合でも、冬用ワイパーは冬のドライブを安全にするための準備として有用です。
寒さや雪に備えるため、特に寒い地域へ出掛ける予定がある場合や、冬場の予期せぬ天候に備えたい場合には、冬用ワイパーへの交換を検討する価値があります。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー