新居を安さ重視で“西向き物件”にしようとしたら、母に「やめておきなさい」と言われてしまいました。なぜでしょうか?

配信日: 2025.01.11

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新居を安さ重視で“西向き物件”にしようとしたら、母に「やめておきなさい」と言われてしまいました。なぜでしょうか?
部屋探しをする際に重視するポイントは人それぞれですが、「家賃の安さ」で選ぶ人もいらっしゃるでしょう。家賃の安い物件にはさまざまな特徴があり、方角もその一つであると考えられます。
 
例えば、西向き物件は家賃が安いイメージがあるかもしれませんが、実際にほかの方角の物件と比べてどのくらい差があるのか確認しておきましょう。
 
本記事では、西向き物件の家賃相場を確認するとともに、ほかの方角の物件とは違うメリット・デメリットや、西向き以外でも家賃の安い物件の特徴をご紹介します。
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西向き物件の家賃相場はどのくらい?

例えば東京都千代田区では、ワンルーム物件の家賃相場が14万1800円です。同じワンルームで西向きの「駅から徒歩10分以内」「築年数20年以内」の物件を探してみると、以下のような家賃の物件が見つかります。

●10万6000円(管理費等1万円)
●12万円(管理費等1万円)
●12万9500円(管理費等1万1000円)

もちろん建物構造や設備などにもよりますが、「西向き」を条件にすることで相場よりも安い家賃の物件が見つかる可能性はあります。
 

西向き物件のメリット・デメリットとは?

西向き物件の特徴は、強い西日が入ることです。朝日が入りづらいので朝方は部屋が寒くなりがちですが、午後2時ごろから日照量が増え、部屋が暑くなりやすいでしょう。西日は角度が浅い分、部屋の奥まで入ってきやすいため、熱対策が必要になるかもしれません。
 
また、強い西日によって室内の壁紙や床材が日焼けしてしまうおそれがあります。家具の位置によっては日焼けにムラができてしまうこともあるため、注意して配置しなければならないでしょう。
 
しかし、逆に考えると気温の上がる午後から夕方にかけて部屋が暖かくなるため、冬場は快適に過ごせるというメリットがあります。また、午後の日照時間が長くなるので、夕方になっても部屋が明るい点も特徴の一つです。午後の在宅時間が長い人にとっては、特に過ごしやすい条件といえるでしょう。
 
夏場も遮光性・断熱性の高いカーテンやサーキュレーターを活用することで快適に過ごせる可能性はあるため、家賃が安めに設定されていることが多い西向きの物件を部屋探しの選択肢に入れてもいいかもしれません。
 

西向き以外で安い物件を見つけるには?

新居を安さ重視で探したいのであれば、方角以外でも家賃が安くなる条件をチェックしてみるといいでしょう。
 
例えば、築年数が新しい方が安心感があるかもしれませんが、管理が行き届いている物件であれば多少古くても問題ない場合もあるでしょう。リフォーム・リノベーション済みの物件もおすすめです。
 
また、同じワンルームでも敷地面積が狭い方が家賃が安い可能性があります。「荷物が少ない」「家にいる時間が短い」などの理由で広さを必要としていないのであれば、敷地面積の狭い物件を探してみましょう。
 
家賃の安さを優先したいのであれば、駅からの距離が少し離れている物件も選択肢に入れることをおすすめします。
 

朝の寒さや西日の強さなどはデメリットだが家賃は相場より安い物件もある

新居を探すにあたって家賃の安さを重視するために西向きの物件を選択肢に入れる場合、そのデメリットについて確認しておいた方がいいでしょう。
 
また、西向きだと家賃が相場より安い物件も見つかる可能性があるため、何を重視して物件探しをすべきか明確にしておくことをおすすめします。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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