引っ越し業者に「エレベーターがない3階」と伝えたら料金が2万円高くなった！エレベーターがないだけで見積もりはそんなに変わるの？

引っ越しの際、新居がエレベーターのない物件の可能性もあるでしょう。この場合、エレベーターがないことにより引っ越し費用がどれくらい高くなるのか気になる方がいるかもしれません。引っ越し費用はさまざまな要素で変動しますが、エレベーターの有無や階数は重要なポイントです。
 
そこで本記事では、エレベーターの有無で引っ越し費用はどれくらい変わるのか調べてみました。引っ越し費用をおさえるためのポイントについても解説しますので、これから引っ越しを検討されている方は最後までお読みください。

エレベーターの有無で費用はどれくらい変わるのか？

引っ越し費用は、物件の立地条件や作業環境によって異なりますが、エレベーターがない物件では作業時間や作業員の負担が大きくなるため追加料金が発生することがあるようです。
エレベーターがない場合、引っ越し荷物を階段で運ぶ必要があります。重い家具や家電を階段で運び上げる必要があるため通常の作業よりも時間と労力がかかるうえに、作業時間が長くなる分、人手が必要となるため費用が追加されます。
 
具体的にどれくらいの費用が追加されるかは引っ越し業者や状況により異なりますが、1階上がるごとに1000円～2000円程度の追加としている引っ越し業者もあるようです。これは、旧居と新居どちらにも当てはまります。
ほかにも、階段から荷物の搬入ができない場合は、家具のつり下げ・つり上げをするためにクレーンなどを使用するため、さらに費用がかさむことが予想されます。
 

引っ越し費用をおさえるためのポイント

では次に、引っ越し費用をおさえるためのポイントについて見ていきます。複数の業者から見積もりを取り、荷物を減らし、引っ越し時期を選ぶことが大切です。詳しく見ていきましょう。
 

複数の業者で見積をとる

複数の業者で見積をとり、条件や金額などを比較すると値引き交渉がしやすくなります。SUUMOが18歳～64歳に行った「引越しに関するアンケート」によると、全体の8割近くの人が2社～5社に見積をとっています。
複数社から見積をとることが大変な場合は、一括見積サービスを活用すると一度に見積をとれます。
 

不要な荷物を減らす

不要な荷物を事前に処分することで、運搬する荷物の量を減らし、引っ越し費用を削減できます。引っ越し費用は荷物量に応じて変わることもあるため、荷物が多いほど作業員の仕事が増えて、トラックのサイズや台数も異なり費用が高くなるようです。余裕がある場合はリサイクルショップやフリマアプリなどを利用したり、お住まいの自治体の粗大ごみ回収を利用したりするのもいいでしょう。
 

引っ越し時期を選ぶ

いわゆる繁忙期といわれる3月～4月や9月～10月を避けたり、利用者が多そうな週末ではなく平日に引っ越しを計画したりすると安い費用で済む可能性があります。引っ越しをする人が多い時期には費用相場も高くなるため、費用の安くなる時期をあらかじめ確認しておきましょう。
 

エレベーターがないと引っ越し費用は高くなる可能性がある

エレベーターのない建物へ引っ越す場合、追加費用がかかることが予想されます。階段で荷物の搬送ができない場合は、荷物のつり下げ・つり上げのためのクレーンなどの使用により、さらに追加費用がかかる可能性もあるでしょう。
 
引っ越しの際には、複数業者から見積をとることや不要な荷物を減らすこと、引っ越し時期を選ぶなどのポイントをおさえると引っ越しにかかる費用を節約できるでしょう。
 

出典

株式会社リクルート　SUUMO　引っ越しを安くするコツは？ 費用を抑えるための方法を紹介！
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー