結婚式のご祝儀用として「新札」を用意するのを忘れていました。ピン札であれば新札でなくてもよいのでしょうか?
配信日: 2025.01.12
この記事では、結婚式のご祝儀に関するマナーや、新札の準備方法について詳しく解説します。結婚式に招待された際の参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ご祝儀はピン札なら新札でなくてもよい?
ご祝儀は新札で渡すのが一般的です。しかし、やむを得ず新札が用意できない場合は、比較的きれいで折り目が少ないピン札であれば新札でなくても問題になることは少ないでしょう。
ピン札を使用する際は、以下の点に注意が必要です。
●汚れや破れがないことを確認する
●折り目が目立たないものを選ぶ
ピン札はあくまで非常時の対応策と考えた方がよいでしょう。
新札を結婚式のご祝儀に贈る意味合い
ご祝儀に新札を贈る意味は、2つあるといわれています。
1つ目は、新郎新婦の新たなスタートを祝福するという意味です。新しいお札を使うことで、これから始まる2人の新生活へのお祝いの気持ちが込められています。
2つ目は、結婚式を心待ちにしていたことを示す意味です。新札の用意には事前の準備が必要なため、早めに準備することで結婚式への期待や喜びを伝えられます。
新札を用意する方法
新札は、銀行の窓口または両替機で入手可能です。銀行によって新札に両替する際に手数料がかかる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。
さらに銀行によっては以下の場合は、両替機が利用できない可能性があるため注意が必要です。
●両替機を使用する銀行の口座を持っていない
●1日に両替する枚数が多い(11枚以上など)
両替機の利用条件を事前にホームページなどで確認してから、銀行に行きましょう。
また、銀行で新札に交換してもらえるのは平日のみである点にも注意が必要です。基本的に平日の9時~15時のみ受け付けている銀行が多く、仕事や学校がある場合は営業時間内に行くチャンスが少ないかもしれません。結婚式に新札のご祝儀を渡せるように、時間をつくって早めに行くようにしましょう。
銀行に行けない場合に新札を用意する方法
仕事や学校で忙しく、銀行に足を運ぶ時間が取れない方もいるかもしれません。そこで、銀行以外で新札を入手できる可能性のある方法をご紹介します。ただし、これらはあくまで緊急時の手段ですので、可能な限り事前に準備を整えるように心がけましょう。
まず1つ目は、結婚式場で入手する方法です。ホテルなどの式場では、新札を準備しているケースがあります。そのため、事前の準備が間に合わなかった際には、新札に交換可能か式場に問い合わせてみましょう。
2つ目は、コンビニのATMを利用する方法です。コンビニのATMは原則24時間利用できるため、銀行が閉まっている時間帯でも新札が手に入る可能性があります。ただし、ATMでは確実に新札に交換できるとは限りません。新札が出るまで利用することも考えられますが、ほかの利用客やお店の迷惑になるため避けた方がよいでしょう。
3つ目は、家族や友人に頼る方法です。家族や友人に新札を持っていないか聞き、交換または貸してもらえるか尋ねてみましょう。ただし、お金のやり取りになるため頼れる人数は限られるでしょう。また、新郎新婦と共通の友人に頼む場合、直前までご祝儀を準備していなかったことが新郎新婦に伝わってしまう可能性があります。
ピン札であれば新札でなくても失礼にはならないと考えられるが、新札を用意した方がよい
ご祝儀は新札で贈るのがマナーですが、急な場合はピン札であればマナー違反にはならないと考えられます。それでも可能な限り早めに準備し、余裕を持って新札を用意した方がよいでしょう。
万が一間に合わない場合も、結婚式場や家族に頼るなど柔軟に対応しましょう。大切なのは、新郎新婦への心を込めた気持ちを伝えることです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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