「太陽光発電」はDIYできるの!? コストを最小限におさえる方法とは

配信日: 2025.01.17

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「太陽光発電」はDIYできるの!? コストを最小限におさえる方法とは
太陽光発電に対して「電気代が節約できる」「環境によい」といったイメージを持つ人は、少なくないでしょう。
 
「自作でもソーラーパネルは設置できるの? 」と疑問を持つ人もいらっしゃるかもしれません。結論からいうと、太陽光発電のDIYは可能だとされているようです。
 
そこでこの記事では、太陽光発電をDIYするときの手順やコストについて紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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DIYの手順と費用

自作でソーラーパネルを設置する際の手順は、以下の通りです。


1.パーツを揃える
2.パーツ同士を組み合わせて設置する

 

パーツを揃える

まずはDIYに必要なパーツを揃えます。ソーラーパネルを自作する際に必要なパーツと、価格を表1にまとめました。
 
表1

パーツ 価格相場
太陽光パネル 5000円〜1万5000円
バッテリー 5000円〜1万5000円
チャージコントローラー 2000円〜3000円
インバーター 5000円〜1万円
ケーブル 1000円〜5000円

※筆者作成
 
パーツは、トータル1万8000円〜4万8000円ほどで購入できるようです。ホームセンターや電器店でも入手できますが、欠品している可能性もあるため、ネットショップで購入してもよいでしょう。
 

パーツ同士を組み合わせて設置する

太陽光発電のDIYは、以下の3ステップで完了します。


1.太陽光パネルとチャージコントローラーを、ケーブルで接続する
2.バッテリーとチャージコントローラーを、ケーブルで接続する
3.バッテリーとインバーターを接続する

パーツをケーブルで接続するだけのため、工程自体は少なめです。ただし、後ほど紹介する注意点を理解したうえで、作業に入りましょう。
 

太陽光発電を取り入れた場合の電気料金

ソーラーパネルを自作した場合に、いくら位電気代を生み出せるのかを確認しましょう。100ワットの太陽光パネルを使う場合、1時間あたりの発電出力は100ワットです。
 
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会によると、1キロワットアワーが31円のため、1時間で3.1円分の電気を出力していることになります。1日3時間、太陽光発電ができると仮定して、1ヶ月に生み出せる電気料を調べました。なお、1ヶ月を30日として計算しています。


3.1円×3時間=9.3円
9.3円×30日=279円

1ヶ月で、279円分の電気を出力していることが分かりました。ただし、この金額は1ヶ月間天気に恵まれた場合に限ります。天候が悪い日もあるため、1ヶ月で出力される電気料金は、さらに少なくなると考えられます。
 

太陽光発電を設置するときの注意点

太陽光発電のDIYをする際には、いくつかの注意点があります。自作のソーラーパネルを設置したい場合は、あらかじめ頭に入れておきましょう。
 

一から作るのは難しい

太陽光発電を一から作るには、専門知識が必だと考えられます。パーツの配線は、知識が少ないと難しいためです。
 
初めて挑戦する人には、ソーラーパネルのDIYセットがおすすめです。ソーラーパネルのワット数が高いものだと10万円以上しますが、バッテリーやインバーターが別売りになっているものであれば、2万円以内で購入できる場合もあるようです。
 
費用をおさえたい人は、パーツを別々に購入した方がお得な可能性がありますが、作業の難易度が高くなるため、初めての自作であればDIYセットの方が簡単だと考えられます。
 

発火のおそれがある

ソーラーパネル設置後にケーブルの接続がうまくいかないと、発火の危険性があります。初めて自作する場合は、パーツが繋がると安心してしまいがちですが、小さなミスが火災の原因になりかねません。
 
DIYに慣れていない人や専門知識がない人は、業者に依頼する方が安心です。
 

太陽光発電はDIYできるが大きな節約には繋がりにくい

今回は、太陽光発電をDIYする場合の手順や、コストについて紹介しました。自作のソーラーパネルを設置する場合は、安いものであれば2万円程度で購入できます。しかし、一から作る場合は専門知識が必要で、発火の危険性も伴うため、ハードルが高いと考えられます。
 
電気代を安くする目的であれば、設置することで多少の効果は期待できる可能性があります。しかし、天候に左右されるため、安定した電気量の供給は望めません。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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