「プライベートジェット」はプライベート移動手段? 「国内」や「国外」での「料金」も解説
配信日: 2025.01.17
この記事では、プライベートジェットとは何かについて解説するとともに、基本的なサービスや魅力についてご紹介します。さらに、国内と国外での料金相場もまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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プライベートジェットとは?
プライベートジェットとは、文字通り「個人利用を目的とした専用の航空機」をいいます。従来の商業航空機とは違い、利用者が目的地やスケジュールを自由に設定できることが最大の特徴といえるでしょう。ビジネスの世界では、移動の効率化や特別なイベントのための移動手段としても多くの人に活用されつつあります。
例えば、通常の商業便では、決められた航路を飛行します。そのため、目的地への直行便がなければ、飛行機での乗り継ぎや飛行機からバス、電車などを使っての移動となるでしょう。しかしプライベートジェットであれば、商業便では航路が設定されていない地方空港への直行ルートのフライトができ、ダイレクトに移動できるのも魅力といえます。
商業便とプライベートジェットの具体的な違い
商業便とプライベートジェットではいろいろな点で違いがみられます。具体的な違いを3点ご紹介します。
渡航先やスケジュールを柔軟に決められる
プライベートジェットの大きな特徴の1つとして、渡航先を柔軟に決められる点があります。商業便の定期便であれば、決められている航路のみのため、到着する空港や到着時間も定められたものになります。
しかし、プライベートジェットの場合は、渡航先に一番近い空港まで直接移動ができ、スケジュールも利用者の予定にあわせて調整できる点が大きな違いといえるでしょう。
移動時間の有効活用
商業便の場合、多くの利用者が乗り込むため、公共交通機関に含まれます。しかし、プライベートジェットの場合、機内では周囲に対して気を遣う必要がないことが大きな違いです。
家族や友人との旅行で利用する場合、会話のボリュームやトイレで席を立つなどに気を遣う必要はありません。また、ビジネスでの利用であれば、機内をオフィスとして活用もでき、渡航先での商談にむけての準備や打ち合わせも可能になると考えられます。
搭乗手続きがスムーズ
プライベートジェットの場合、商業便と同じ動線で搭乗手続きや飛行機への搭乗を行うわけではありません。専用動線で飛行機に搭乗できるため、搭乗手続きがスムーズなのも大きな違いです。一般搭乗口を利用しないため、秘匿性が担保されるのも違いといえるでしょう。
プライベートジェットの料金
プライベートジェットの場合、商業便とは違い飛行機を貸し切るため、料金は高額になる傾向があります。また遠足や地域のイベントでバスをチャーターするとき、小型バスや中型バス、大型バスがあるのと同じように、飛行機にも少人数の小型ジェットから大人数が乗れる大型ジェットまであります。
ある企業でプライベートジェットを活用する場合、東京から新千歳空港の往復は小型機で約400万円からとなり、中型機で約600万円からとなります。また、東京から宮古島への往復だと、中型機で約1200万円です。福岡から宮崎、徳島、そして福岡へと周回するプランの場合、小型機で約400万円、中型機で約900万円からとなります。
海外利用も可能で、東京とホノルルの往復の場合、大型機で約4000万円、東京とニューヨークの往復で約6000万円からとなっています。なお、日本からの出航ではなく、海外の空港間をチャーターすることも可能なようです。
プライベートジェットはプライベートでの移動における手段の一つ
プライベートジェットは商業便とは違い、空間を自由に使える移動手段といえます。商業便との違いは、出発地から目的地までの一番近い空港へダイレクトに移動できる点です。そして手続きにかかる時間や出航時間も、利用者の希望に添えられる時間で予定できるのが大きな違いです。
ただし、プライベートジェットの金額は商業便と比べると高額に設定されています。そのため、金額と自由度のどちらを優先するかで決めるとよいかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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