「マイナンバーカード」を「紛失」した場合、再発行された番号はそのままなの? 誰かに拾われたときの「リスク」が心配です…。
配信日: 2025.01.18
そこでこの記事では、マイナンバーカード紛失時の再発行手続きと、再発行後の番号変更の有無について解説します。また、拾われた場合の悪用リスクや対策についても詳しく説明するので、参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
マイナンバーカードを紛失した場合の再発行の流れ
マイナンバーカードを紛失した場合、市区町村の窓口で再発行の手続きを行います。それに先立ち、カードの紛失や盗難が悪用されるリスクを回避するため、「マイナンバー総合フリーダイヤル」へ連絡して利用停止措置を依頼しましょう。また、警察に紛失届を提出することも推奨されます。
その後、市区町村の窓口で再発行を申請します。この際、本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)が必要です。なお、再発行には日数がかかる可能性があります。
マイナンバーは変更されるのか?
原則として、マイナンバーカードを紛失してもマイナンバーそのものは変更されることはないようです。ただし、盗難や悪用が確認される場合、本人の申し出により番号の変更が可能だとされているため、市区町村の窓口で相談するとよいでしょう。
紛失による悪用のリスクとその対策
マイナンバーカードを紛失した場合、カードに記載されている情報が悪用されるリスクがあります。
具体的には、他人がマイナンバーカードを利用し、本人になりすまして口座開設やローン契約などを行う恐れがあります。金融取引や不正な契約が行われた場合、後々トラブルになる可能性があるため、注意が必要です。
また、公共サービスや行政手続きにおいて、第三者が不正に情報を利用するリスクがあります。
ただし、カード単体では利用できないサービスがほとんどであり、暗証番号やICチップのデータが必要なため、即座に悪用される可能性は低いといった意見もあるようです。しかし、リスクを最小化するためには、早急にカードの利用停止手続きを行うことが重要です。
また、警察への届出や不正利用監視サービスの活用も有効な対策です。さらに、カード情報がインターネット上に流出するリスクを防ぐため、怪しい連絡や詐欺サイトへの注意も怠らないようにしましょう。
再発行にかかる費用
千代田区によると、マイナンバーカードを再発行する際の費用は、1000円程度(通常カード800円+電子証明書200円)が必要になります。ただし、電子証明書の更新を必要としない場合は800円とされているようです。
さらに、災害などによるカード紛失の場合、特定条件下で無料になることもあるとされているため、事前に詳細を確認しておきましょう。
紛失防止のためのアドバイス
紛失のリスクを軽減するため、日常的にマイナンバーカードの管理には注意が必要です。例えば、カードを持ち歩く際は専用のケースに入れ、財布などと一緒に保管しないことで盗難リスクを減らせる可能性があります。
また、暗証番号を簡単なものにしないことや、暗証番号を他人に知られないよう注意しましょう。さらに、必要がない場合はカードを自宅の安全な場所に保管し、必要に応じて取り出す運用を検討するのもよいでしょう。普段から防止策を徹底することで、紛失時のストレスを大幅に軽減できる可能性があります。
出典
千代田区 マイナンバーカードの再発行申請と再交付手数料
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー