「冷蔵庫」の処分にかかる費用はどのくらい?「 処分方法別」に特徴を解説

配信日: 2025.01.18

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「冷蔵庫」の処分にかかる費用はどのくらい?「 処分方法別」に特徴を解説
冷蔵庫の処分は、リサイクル料金や運搬費など、意外と費用がかかります。特に、思わぬ高額な見積もりを出されてしまうと、戸惑ってしまう方も多いでしょう。実際の相場はどれくらいなのでしょうか。この記事では、冷蔵庫の処分にかかる費用の相場や、業者を選ぶ際のポイントについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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冷蔵庫の処分

冷蔵庫は、家電リサイクル法に基づく4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)の一つであり、通常の粗大ごみとして処分することはできません。一般的に家庭から出される冷蔵庫は、リサイクル料金が必要となります。
 

壊れた冷蔵庫をお得に回収してもらう方法

壊れた冷蔵庫をお得に回収してもらう方法は以下の4つです。
 

・不用品回収業者に回収を依頼
・家電販売店で下取り・引き取り
・指定場所へ自分で持ち込む
・指定の業者に収集運搬をしてもらう

 

不用品回収業者に回収してもらう

不用品回収業者に依頼する方法です。手間を省き、すぐに冷蔵庫を処分できるため便利ですが、業者によって費用が異なるため、事前に見積もりを確認することが重要です。
 

家電販売店で下取り・引き取りする

新しい冷蔵庫を購入する際、販売店で古い冷蔵庫を引き取ってもらう方法です。下取りや引き取りのサービスを提供している家電販売店では、設置時に古い冷蔵庫を回収してくれるため、自分で運ぶ手間が省けます。
 
新しい冷蔵庫を購入しなくても、不要な冷蔵庫の引き取りが可能なところもあります。費用は1万円以内で済むことが多いようです。
 

指定の場所へ冷蔵庫を持ち込む

指定の引き取り場所に冷蔵庫を自分で持ち込むことで収集運搬料を省くことができ、費用はリサイクル料のみで済みます。
 

指定の業者へ収集運搬をしてもらう

自宅から指定の業者が冷蔵庫を回収に来てくれる方法です。収集運搬料が別途かかるため、他の処分方法と比較すると少し高めになることが多いですが、近くに家電販売店がない場合に便利です。
 

冷蔵庫の処分費用について

冷蔵庫を処分する際には、「リサイクル料金」と「運搬料金」の2種類の費用が発生します。リサイクル料金はメーカーが設定したもので、運搬料金は回収を依頼する業者や家電販売店によって異なります。
 
運搬料金は、冷蔵庫をリサイクル施設まで運ぶための費用です。買い替え時や単独で回収を依頼する場合などに料金が変動することがあります。料金の詳細は、依頼する業者に確認するのが確実です。
 
なお、すでにご紹介しましたが、運搬料金は冷蔵庫を指定された場所に自分で持ち込めばかかりませんし、リサイクル料金も冷蔵庫の種類やサイズ、メーカーによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
 

冷蔵庫の処分費用相場

冷蔵庫の処分料金を処分方法ごとにまとめたものが表1です。
 
表1

処分方法 費用目安
不用品回収業者 約6000円~
家電販売店での新規購入時の引き取り 約6000円~7000円
指定の引き取り場所へ持ち込み 3740円~4730円が主流
指定の業者へ収集運搬をしてもらう 約1万円
冷蔵庫を販売しているお店で引き取ってもらう 1万円以内

参照:各業者の冷蔵庫処分費用を基に筆者作成
 
冷蔵庫の処分費用は方法ごとに異なり、最も安価なのは指定引き取り場所への持ち込み(3740円~4730円)です。一方で、指定業者による収集運搬を依頼する場合や、販売店での引き取りのみの場合は1万円近くになることがあります。自ら指定の引き取り場所に持ち込む場合、運搬費用がかからないため最も費用を抑えられます。
 
しかし、冷蔵庫の大きさによっては持ち込みが難しいことが想定されるでしょう。処分方法によってかかる費用には違いがありますので、事前に確認して最適な方法を選んでください。
 

冷蔵庫回収業者選びの注意点

冷蔵庫の回収業者を選ぶ際は、認可を受けていない業者に注意が必要です。使えなくなった家電を「無料で回収」と宣伝する業者は、不法投棄につながる可能性があります。処分を依頼する場合は、無許可の無料回収業者を避けるようにしましょう。
 

壊れた冷蔵庫の処分費用が「1万円」は高すぎるほどではない

壊れた冷蔵庫の処分費用が「1万円」と言われたことに対して、確かに少し高いと感じるかもしれませんが、相場を考えると決して異常な額ではありません。
 
冷蔵庫の処分には、リサイクル料金と運搬費用が含まれているため、処分方法によって料金が異なります。業者に依頼すると1万円かかる場合もありますが、指定場所に自分で冷蔵庫を持ち込むとリサイクル料のみで済むため、費用を大幅に抑えることができます。
 
自分に合った方法を選択することが大切です。
 

出典

家電製品協会 冷蔵庫はどうやって捨てるの?
粗大ゴミ回収本舗 冷蔵庫の処分方法・処分費用!注意点やリサイクル料金込みの捨て方
ヤマダウェブコム 家電リサイクル回収のお申込について
家電製品協会 リサイクル料金 主要メーカー一覧
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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