夫が車好きだというママ友は、毎日「メルセデスベンツ」で送迎をしています。「中古だから」と言っていましたが、十分高額ですよね？ どのくらいの「年収」があるのでしょうか？

ベンツと聞くと、高級車のイメージを持つ方がほとんどでしょう。また、乗っている人の多くはお金持ちで高年収であると想像しがちです。ベンツは外車なので、国産車よりも高くなる傾向はありますが、中には中古で安く買えるものも多くあるようです。
 
今回の記事では、ベンツの中古価格はどのくらいなのか、またどのくらいの年収があれば買えるのかを解説します。

ベンツの価格

ベンツには多くの車種があり、クラスやグレードによって値段は異なります。走行距離や年数によっても大きく変わりますが、それぞれの車種のおおよその中古価格を表1にまとめました。
 
表1

車種	中古価格	新車価格
Aクラス	400万円台	480万円～
Bクラス	350万円台	540万円～
CLAクラス	500万円台	550万円～
Cクラス	400万円台	710万円～
Eクラス	500万円台	890万円～

※参考サイトを基に筆者作成
 
ベンツの中古車は、安いものだと300万円台から購入できる可能性があるようです。新車だと価格は高額になる傾向があるため、価格重視で購入するのであれば中古がおすすめです。
 

ベンツの維持費

車に乗るのにかかるお金は、購入金額だけではありません。そのほかにもガソリン代や車検代、自動車税、修理費などの維持費がかかります。ベンツの場合はどのくらいの維持費がかかるのでしょうか。主な項目と費用を解説します。
 

自動車税

まずは自動車税です。自動車税は1年に1回の支払いが義務となります。クラスなどによって金額は異なりますが、Aクラスだと約4万～約4万5000円、Cクラスだと3万円～約6万円となるようです。
 

自動車保険

自動車保険は車に乗るうえで必ず加入しなければならないものです。自動車保険は会社によって内容が異なったり、等級に応じて金額が変動したりするといわれています。ベンツで20等級の場合、車両保険なしのプランだと平均で1万5000円程度になるようです。オプションや車両保険の有無は車に乗る頻度や自分の運転に合ったものを選びましょう。
 

ガソリン代

ベンツの多くはハイオクです。ハイオクはレギュラーや軽油よりも高く、1回あたりの給油にかかる費用は大きくなるといわれています。走行距離が増えるにつれて給油回数も増加する可能性があるため、車に乗る機会が多い人は大きな出費となるおそれがあります。
 

車検費用

車検費用は、法定費用・車検基本料・整備費用を合わせたものです。法定費用は印紙代や重量税など必ず支払わなければならないものであり、車種によって決まっています。
 
車検基本料や整備費用は、ディーラーなどによって金額が異なります。また、整備をしないと車検に通らない場合もあるので、乗っている車によって車検費用も変わることに注意が必要です。
 

ベンツが買える年収はどのくらい？

車を購入する金額は年収の半分程度が目安とされています。ベンツの場合、中古だと300万円台から購入できるため、年収がそれほど高くなくても購入できる可能性があります。新車であれば、年収500万円以上が目安となるでしょう。
 
しかし、ベンツは国産車と違って維持費が高くなる傾向があります。また、中古車だと整備の回数が多くなる可能性も考えられます。したがって、年収の半分ギリギリで買ってしまうと生活に支障がでるかもしれません。中古車でも、ある程度の年収は必要といえるでしょう。
 

ベンツ購入の際は資金繰りを考えよう

ベンツは中古で安く買えるものもありますが、維持費なども高くなる傾向があるようです。高級車は誰もが憧れるもので、一度は乗ってみたいと思う人も多いですが、無理をして買うと生活が苦しくなることもあるでしょう。ベンツを購入する際は、ローンの返済額や車検費用、ガソリン代などを考慮したうえで、無理のない範囲で選択することが大切です。
 

出典

カーセンサー　メルセデス・ベンツの中古車
メルセデス・ベンツ日本合同会社　Feel the Mercedes
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー