2時間の国内線フライトで「プレミアムクラス」に乗りたいと言う夫。もったいない気がするのですが、普通席と何が違うのでしょうか?

配信日: 2025.01.20

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2時間の国内線フライトで「プレミアムクラス」に乗りたいと言う夫。もったいない気がするのですが、普通席と何が違うのでしょうか?
国際線の飛行機でハイグレードなクラスといえば、ファーストクラスやビジネスクラスが挙げられます。しかし、航空会社によっては国内線でも「プレミアムクラス」というハイグレードなサービスを受けられるクラスがあり、体験したいと考える方もいるでしょう。
 
プレミアムクラスはサービスが充実している分、料金も高くなります。家族で搭乗する場合は、予算と照らし合わせて費用面で問題ないかなどを話し合う方がよいでしょう。今回は、プレミアムクラスと普通席の違いや、費用差などについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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飛行機のプレミアムクラスとは

国内線の場合は、基本的にはプレミアムクラスか普通席かを選ぶことになります。ある会社の普通席とプレミアムクラスでは、表1のような違いがあります。
 
表1

項目 普通席 プレミアムクラス
シート ・13.3インチタッチパネル式パーソナルモニター(最前列は10.1インチ)
・通常テーブル
・座席の間隔:約127センチ
・大型フットレスト・レッグレスト
・PC電源
・USBポート
・小物入れ
・15.6インチタッチパネル式パーソナルモニター
・大型ディバイダー
・大型テーブル
・サイドテーブル
・電動シートコントロールパネル
・ヘッドレスト
・パーソナルライト
ラウンジ ・有料 ・無料
チェックインから到着まで 1チェックインカウンターもしくはオンラインでチェックイン手続き
2手荷物カウンターに荷物を預ける(20キログラムまで)
3一般保安検査場で保安検査を受ける(時間帯によっては混雑する可能性あり)
4優先搭乗客の後に搭乗
5順番に降機
6通常の手荷物受け取り
1オンラインかプレミアムクラス専用カウンターでチェックイン手続き
2手荷物カウンターに荷物を預ける(40キログラムまで)
3プレミアムクラス専用の保安検査場で検査を受ける(一部空港)
4優先的に搭乗
5優先的に降機
6荷物の優先受け取りが可能

※筆者作成
 
両クラスを比較すると、プレミアムクラスは普通席よりも手続きがスムーズに進みやすいメリットがあります。また、シートにも多機能でゆとりがあるため、機内でもゆったりと過ごせるでしょう。
 
ラウンジはプレミアムクラスだと無料で利用できるものがありますが、普通席は会員になっていないと無料では利用できません。
 
ただし、航空会社によっては内容が異なる可能性もあります。利用予定の航空会社のサービス内容をよくチェックしておきましょう。
 

費用はどれくらい変わる?

今回は、以下の条件で国内旅行にかかる料金を比較しましょう。

●2025年1月8日出発
●関西国際空港から新千歳空港まで
●1人あたりの片道料金
●普通席は追加料金のサービスを利用せず、割引も利用しない
●プレミアムクラスは割引を利用しない

条件を基に表1と同じ航空会社で料金を試算すると、プレミアムクラスは1人7万5410円、普通席は1人5万640円です。プレミアムクラスに変更すると、普通席より1人2万4770円高くなります。夫婦では、2人で片道4万9540円の増加です。
 
もし旅行目的で利用する場合、飛行機であまりお金を使いたくないと感じる方もいるでしょう。今回の事例では、夫がなぜプレミアムクラスを利用したいのか、それだけ金銭的な余裕があるのかを夫婦で話し合うことが大切です。
 
また、航空会社によってはプレミアムクラスに各種割引が設定されている場合があるので、利用するときに使えないかチェックしておきましょう。今回の試算は割引がない場合を想定しているため、よりお得な値段でプレミアムクラスに乗れる可能性もあります。
 

飛行機のプレミアムクラスは座席などがグレードアップし手続きがスムーズになる

飛行機のプレミアムクラスは、国内線の普通席よりもさらにハイグレードなサービスやシートを利用できるクラスです。ゆったりとしたシートやラウンジの無料利用、手荷物受け取りや搭乗の優先案内など、さまざまなサービスを受けられます。
 
ただし、その分座席1人分あたりの価格は高くなります。家族で利用する場合は、プレミアムクラスの代金を支払っても余裕があるのか、旅行先で楽しめるだけのお金が残るのかなどを話し合っておくことがおすすめです。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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