修学旅行の“お小遣い”が「2万円」は一般的!?息子は「友だちと同じ金額」と言うのですが本当なのでしょうか?
配信日: 2025.01.28

そこで今回は、高校生の修学旅行のお小遣いの予算の平均や相場について紹介します。修学旅行に行くお子さんのお小遣いに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
修学旅行のお小遣いの予算
公益財団法人全国修学旅行研究協会が公表している2023年度の修学旅行の実施状況によるお小遣いの上限の平均額は表1の通りです。
表1
年度 | 茨城 | 栃木 | 群馬 | 埼玉 | 千葉 |
---|---|---|---|---|---|
2021年 | 1万1789円 | 1万6374円 | 7881円 | 1万589円 | 7729円 |
2022年 | 1万6622円 | 2万556円 | 1万5459円 | 1万1128円 | 1万1282円 |
2023年 | 1万7101円 | 2万929円 | 1万5551円 | 1万1372円 | 1万1747円 |
※公益財団法人全国修学旅行研究会 2023年度修学旅行実施状況より筆者作成
実施されたアンケートは中学生を対象とし、地域も関東近郊の都道府県を対象としたものとなっています。中学生と異なり高校生は、旅行の泊数が多くなる場合が多いでしょう。
高校生の修学旅行のお小遣い予算は1泊2日であれば1万円から3万円以内、2泊3日の場合は1万円から5万円以内、3泊4日の場合は3万円以上が目安とされています。
お小遣いの額をどの程度にするかを決めかねている場合は、仲の良いほかの保護者の方に聞いてみるのもよいでしょう。保護者同士で事前に相談をしておけば、友だちと比べてお小遣いが少なすぎるといった事態も避けられます。
お小遣いの主な使用用途・使用するタイミング
修学旅行中にお小遣いが必要になると考えられる場面は、大きく以下の3つです。
・自由行動の日の活動費
・お土産代
・飲み物やお菓子代
それぞれについて簡単に紹介していきます。
1つ目は、自由行動時の活動費です。自由行動の時にバスや電車などを使用した場合、交通費は各自で支払う必要があります。また、グループ活動で観光施設などを訪れた場合の入館料なども各自で支払う必要があります。そのほか、お昼ご飯代なども各自で支払う必要がある点にも注意しましょう。事前に調べたり、学校側に確認したりしておくと安心です。
2つ目は、お土産代です。本人や家族以外にも、部活動の関係者や友だちや恋人など交友関係のある人たちにお土産を買う可能性があります。個人によって差はありますが、お小遣いが足りずに寂しい思いをさせないよう少し余裕をもって予算を立ててあげるとよいかもしれません。
3つ目は、飲み物やお菓子代です。お菓子は事前に準備して持っていく場合もありますが、途中でなくなって買い足す可能性もあるかもしれません。また、自由行動時やホテルに帰った後に飲み物を買う可能性もあるためその分もお小遣いの予算に含めておくと安心です。
修学旅行のお小遣いの予算相場は泊数によって変わってくる
高校生の修学旅行の予算は、泊数によって相場が変わってきます。修学旅行の期間が2泊3日の場合、2万円以上をお小遣いの予算に設定している家庭は半数近くになります。高校生の修学旅行は一生に一度のイベントになるため、お小遣いが足りずに楽しめないと悔いが残ってしまうと心配する保護者の方もいるでしょう。
お小遣いの予算設定に悩む場合は、仲のよい保護者の方と相談し予算を決めたり、事前に学校側にどのようなスケジュール予定になっているかを確認したりするのもよいかもしれません。家庭に負担のない範囲で、子どもがしっかりと楽しめるように予算を組めるようにしてください。
出典
公益財団法人全国修学旅行研究会 2023年度修学旅行の実施状況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー