東京で軽自動車に乗る人は少ない? 普通と軽の特徴を比較
配信日: 2025.01.29
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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東京で軽自動車に乗る人は少ない?
東京自動車部品商協同組合の東京市場データによると、東京都の乗用車保有シェア率は、普通車が42%、小型車が25%、軽自動車が15%であり、軽自動車に乗る人の割合が少ないことが分かります。
ちなみに軽自動車とは、長さ3.4メートル以下、幅1.48メートル以下、高さ2.0メートル以下で、かつ排気量が660ccの三輪および四輪自動車のことです。
また、小型車とは全長4.7メートル以下、幅1.7メートル以下、高さ2.0メートル以下、かつ排気量が2000cc以下の自動車のことで、それ以上のものが乗用車に分類されます。
なお排気量とは、エンジンが吸い込むことのできる空気と燃料の量です。排気量が大きいほどエンジンのパワーは強くなり、加速性能に優れているため、走り出しの加速や上り坂の走行で馬力の強さを発揮します。
東京ではなぜ軽自動車が不人気?
地方では、公共交通機関が整備されておらず、車が生活必需品である地域は少なくありません。場合によっては家族に1台ではなく、1人に1台車が必要な地域もあります。
一方で、東京は公共交通機関が発達しており、車がなくても問題なく生活できる人がほとんどです。そのため、そもそも車の保有者が少ない傾向があります。
さらに、自動車を保有するには維持費も必要です。維持費には駐車場代も含まれますが、東京では駐車場代が高く、エリアによっては1ヶ月当たりの相場が5万円ほどするケースもあります。
このような理由から、そもそも東京で車を持っている人は、経済的に余裕があるケースが多いということになるでしょう。経済的に余裕があれば、車体価格や維持費が比較的安いとされている軽自動車を選ばない可能性も高く、普通車のほうが多いという結果につながっていると考えられます。
普通車に乗るメリット
普通車に乗るメリットには、次のようなものがあります。
走行性能が高い
軽自動車は排気量が660ccまでの車と定められていますが、排気量が小さいと坂道や高速道路を走行する際、アクセルを強く踏まなければなりません。
しかし、普通車の排気量は660cc以上であるため、パワーがあり、スムーズな走行が可能です。さらにSUVやミニバンなど車体の大きな車は、ターボを搭載しているものもあり、より馬力のある走行ができます。
室内が広い
軽自動車は、サイズにも制限があるだけでなく、定員も4人までと定められています。そのため、室内空間にも限界があり、定員である大人4人が乗るには窮屈に感じることもあるでしょう。一方で、普通車は室内空間を広く取ることができ、ゆったり座れます。
安全性が高い
軽自動車はボディサイズに制限があり、普通車に比べて小さな車体のため、衝突時の衝撃やダメージが大きくなる可能性があります。しかし、普通車の大きさや重量のある車であれば、軽自動車と比較して安全性が高くなるでしょう。
軽自動車のメリット
普通車に多くのメリットがある一方で、軽自動車にも、次のようなメリットがあります。
小回りがきく
軽自動車は、車体が普通車と比較してコンパクトで、小回りがききます。そのため、道幅の狭い道や駐車スペースの小さい場所での運転もしやすく感じる人が多いでしょう。
自動車税が安い
自動車税は排気量によって金額が異なり、普通車は排気量1000cc以下であっても約2万5000円を支払わなくてはなりません。排気量の多い車になれば、自動車税はさらに上がります。一方で、軽自動車は約1万円で済みます。
高速道路など有料道路の通行料金が安い
軽自動車は、有料道路の通行料金が安く設定されていることが一般的です。例えば、練馬から箱根口までの通行料金は、平日の昼間の場合、普通車の2040円に対して、軽自動車は1710円です。
普通車はこんな人におすすめ
普通車と軽自動車、それぞれのメリットを紹介しましたが、普通車は次の項目に当てはまる人におすすめです。
・走行性能や安全性の高い車に乗りたい
・4人以上での乗車機会が多い
・大きな荷物を乗せて出かける機会がある
それぞれの特徴を踏まえ、自分にあった車選びをしましょう
普通車は、軽自動車よりも車種が多く、それぞれに特徴があります。選択肢が広く、ライフスタイルや好みにあわせやすい点が特徴といえるでしょう。予算とのバランスも考慮しながら、自分にあった車を選び、カーライフを楽しんでください。
出典
東京市場データ – 東京自動車部品商協同組合
軽自動車とは | 軽自動車の基礎知識 | 軽自動車を知る | 軽自動車検査協会
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー