乗った電車が混雑していたため「グリーン車」に移りたくなりました。ホームの券売機で「グリーン券」を買っていないのですが、車内でも買えますか?
乗った電車が混雑してくると、「グリーン車」で快適に移動したいと考える人もいるのではないでしょうか。本記事では、普通列車において、ホームの券売機でグリーン券を買っていなくても、車内での購入が可能かどうかについて解説します。
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「グリーン券」は車内でも購入可能
普通列車のグリーン券は、乗務員(グリーンアテンダント)に申し出れば車内でも購入可能です。グリーンアテンダントは普通列車グリーン車に乗務し、車内でグリーン券の確認や販売、各種案内を行う重要な業務を担っています。
なお、東日本旅客鉄道株式会社によると、車内でグリーン券を購入する際は、現金またはSuicaのチャージ残高で支払いが可能です。
車内でグリーン券を買うと「通常料金」が適用される
普通列車のグリーン券は、車内で購入すると通常料金(きっぷの料金)が適用されるため、注意が必要です。そもそも、グリーン券には「通常料金」と「Suicaグリーン料金」があります。通常料金とは、駅または車内でグリーン券を購入する際に適用される料金です。
一方、Suicaグリーン料金は、カードタイプのSuicaやモバイルSuicaに、グリーン券情報を登録して購入した際に適用されます。なお、料金は移動する距離(営業キロ)と購入方法で異なります。通常料金とSuicaグリーン料金を表1にまとめました。
表1
| 営業キロ | 通常料金 | Suicaグリーン料金 |
|---|---|---|
| 50キロメートルまで | 1010円 | 750円 |
| 100キロメートルまで | 1260円 | 1000円 |
| 101キロメートル以上 | 1810円 | 1550円 |
出典:東日本旅客鉄道株式会社「普通列車グリーン車 料金」を基に筆者作成
なお、料金はおとな・こども同額です。
車内で「Suicaグリーン券」は購入できない
車内では、Suicaグリーン券を購入することができません。カードタイプのSuicaを使用し、Suicaグリーン券を購入したい場合は、乗車前に交通系ICカード全国相互利用のシンボルマークがついている券売機で購入しましょう。
また、モバイルSuicaで購入する際も、必ず乗車前に購入する必要があります。グリーンアテンダントが確認する時点までに購入できていない場合は、通常料金が適用されたグリーン券を購入しなければならないため、注意が必要です。
普通列車グリーン券の購入方法
ここでは、普通列車グリーン券の購入方法を紹介します。
2.トップページから「定期・グリーン・チケット購入」を選択する
3.「Suicaグリーン券」を選択する
4.注意事項を確認し、「OK」ボタンを選択する
5.乗車駅と降車駅を入力し、「次へ」を選択する
6.購入確認画面で区間や金額を確認し「Google Pay」または「クレジットカード」を選択する
7.金額を確認し、「購入する」を選択する
2.「Suicaグリーン券」にタッチする
3.Suicaを入れる
4.降車駅の「線名ボタン」にタッチする
5.グリーン車降車駅をタッチする
6.Suicaを受け取る
まとめ
普通列車グリーン車に乗るためのグリーン券は、グリーンアテンダントに申し出ることで、車内でも購入可能です。ただし、グリーン券の料金には「通常料金」と「Suicaグリーン料金」があります。
車内でグリーン券を買う場合は、お得な「Suicaグリーン料金」ではなく「通常料金」が適用されるため、注意しましょう。グリーン車を利用し、移動時間を快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。
出典
東日本旅客鉄道株式会社
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
