姪っ子が4月から「高校生」になります。入学祝い「1万円」を渡したいのですが、この金額は妥当でしょうか?

配信日: 2025.02.03

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姪っ子が4月から「高校生」になります。入学祝い「1万円」を渡したいのですが、この金額は妥当でしょうか?
「親戚の子どもの入学祝い、いったいいくら贈るべきか?」「そもそも入学祝いが必要な関係だろうか」と悩んだ経験がある人は多いでしょう。お祝いは気持ちが一番大切とはいえ、うっかりマナー違反にならないように気を遣うものです。
 
そこで本記事では、おじ・おばから甥や姪に贈る入学祝いにスポットを当てて、金額の相場や決め方、現金がよいか品物がよいかなど、知っておくと役立つ情報をまとめました。
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高校の入学祝いの相場をチェック

入学祝いの金額は、結婚式で包むご祝儀や葬式で包むお香典のようなよく知られたマナーがあるものではありません。また、親戚だからといって必ず贈らなければならないものでもないのです。子ども本人の年齢や親である兄弟同士の関係性などを考慮して、金額を決めるとよいでしょう。
 
一般的には、親戚に入学祝いを贈る際の金額の相場は図表1のとおりです。
 
【図表1】

甥・姪
小学校入学 5000~3万円程度 1~5万円程度
中学校入学 5000~3万円程度 1~5万円程度
高校入学 1~3万円程度 1~5万円程度
大学入学 1~5万円程度 1~10万円程度

筆者作成
 
基本的には相手の年齢が低い場合、金額はおさえめでもよく、高校や大学など入学試験を経て入学する学校の場合には、比較的大きい金額を贈るのがよいでしょう。
 
表題の方の「高校生になる姪に1万円」という金額は、相場から見ると妥当な金額の範囲内であるといえます。少なすぎる(多すぎる)かもしれない、と心配な場合は、同じ姪御さんが小学校、中学校に入学した際に贈った金額とも比較してみるとよいでしょう。
 

甥姪への入学祝いは贈る兄弟同士で話し合って金額を決めよう

甥や姪に贈る入学祝いの金額を検討するときには、贈る相手から見て同じ親側の「おじ・おば」に当たる兄弟間で足並みをそろえるのが無難です。よほど兄弟間が疎遠な場合や下の兄弟が学生である場合などを除き、格差がつきすぎないように事前に話し合って、お祝いを贈るかどうかや包む金額などを擦り合わせるとよいでしょう。
 
また、子どもの人数の違いなどで不公平感が出ないように「お互いの負担にならないようにお祝いは贈り合わない」「お互いにバランスが取れるよう金額を決めておく」など、あらかじめ兄弟間でルールを決めておくのもひとつの方法です。
 

入学祝いは現金と物のどちらで贈るのがよい?

入学祝いを贈る際に、現金か品物かで迷う人もいるでしょう。一般的に、甥や姪への入学祝いは現金を贈る人が多いです。また、入学の時期は学用品の購入などで出費がかさむ時期でもあるため、受け取る側としても「何にでも使える現金がありがたい」というケースは多いようです。
 
一方で、手元に形として残るお祝いを受け取るのも、特別でうれしいものです。現金と合わせて文房具や財布など、記念になるものを贈るのもよいでしょう。高校入学のお祝いであれば、定期入れや時計、財布など、実用性があり、なおかつ欲しいけれどなかなか手が届かないものがおすすめです。
 
ただし、高価すぎるものや親の教育方針に沿わないものは避けましょう。
 
ギフトカードや図書カードなど、本人が必要なときに買い物に使える金券類を贈るのもおすすめです。また、入学する子の親に希望や必要なものを聞いて贈るのも喜ばれます。気安い間柄の兄弟同士であれば、現金がよいか品物がよいかを、事前に聞いてしまうのもアリではないでしょうか。
 

入学祝いの相場を知って喜ばれるお祝いを贈ろう

甥や姪に贈る入学祝いの金額は、1~3万円程度が相場ですが、贈る相手との関係性や、兄弟間の考え方などにも左右されます。また、場合によってはお祝いを贈らないという選択肢もあります。兄弟同士で子どものお祝いに関するルールを擦り合わせながら、有無や金額を決めるとよいでしょう。
 
また、入学祝いは現金でも品物でも構いません。受け取る人が喜ぶのはどちらか、品物の場合は何がよいか、相手の意向を聞くなどして有意義なお祝いにしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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