浪人した子どもを1年間「予備校」に通わせる場合、費用はどの程度かかる?
配信日: 2025.02.05

そこで本記事では、浪人生向けの予備校などに1年間通う場合の学費について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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浪人生向けの予備校に1年間通う場合の費用例
浪人生向けの予備校に通うための学費は、利用するコースによって異なります。言及するまでもありませんが、予備校によっても学費に差は生まれます。難関大学への合格実績を多く持つような大手の予備校ほど、学費は高額になる傾向があるようです。また、基本的には現役生よりも浪人生の方が学費は高額になるとされています。
学費の内訳は各予備校によって異なる可能性がありますが、大別すると入学金と授業料の2種類になります。
ある大手の予備校を例に挙げると、浪人生向けのクラスにおける入学金は10万円です。授業料はコースによって異なりますが、約90~135万円とされています。この予備校の授業は集団授業ですが、オプションとして通年の個別指導を追加できます。費用は週2回で約80万円、週1回で約50万円です。
予備校の学費を抑える方法
予備校によって学費はピンキリですが、実際に通う場合の出費は少なくありません。子どもの学費として、ある程度は事前に捻出している家庭もあるでしょうが、できる限り費用は抑えたいと考えるはずです。
そこで、以下に予備校の費用を抑える方法の一例をまとめました。
●キャンペーンを利用する
●成績優秀者の特待制度を利用する
●オンラインで授業を受ける
●受講する科目を絞る
●複数の予備校の学費を比較検討する
予備校によって内容や条件は異なりますが、キャンペーンの利用や成績次第では、学費が割引になることもあるようです。
昨今では、オンラインでの授業も充実しており、導入している予備校も少なくないようです。自宅で授業が受けられるほか、対面授業のコースよりも学費が割安になることがあるため、オンラインを検討するのもよいでしょう。
予備校の学費に限ったことではありませんが、サービスの費用は比較検討することも大切です。比較検討することで費用の違いだけでなく、それぞれの予備校やコースにおけるメリットやデメリットも見えてくる可能性があります。
入学料や授業料などを個別に比較するだけでなく、トータルコストで比較することも大切です。学費の多くを占める入学料や授業料は同じくらいでも、ほかの要素によって費用がかさんでしまうこともあるからです。
気になる予備校やコースは、積極的に資料請求をしたり体験授業を受けたりして、徹底的に比較・検討することをおすすめします。
予備校に通うメリットとデメリット
大学受験に合格するのに、予備校は必須ではありません。予備校の利用にはメリットとデメリットが存在します。
予備校に通うことで、得られる可能性があるメリットは、以下の通りです。
●大学受験に特化した授業を受けられる
●志望校の決め方や勉強法など、授業以外のサポートも受けられる
●学習計画を立てやすい
●モチベーションの維持につながる
対して、予備校に通うことで生じる可能性があるデメリットは、以下の通りです。
●費用がかかる
●予備校に通っていることで、安心してしまう
予備校に通うことは、あくまで受験合格のための手段の1つです。向き不向きもあるでしょうから、利用は入念に検討することをおすすめします。
一例として入学金に10万円、授業料は約90~135万円
あくまで、ある予備校における一例であり、各予備校やコースなどによって学費は異なりますが、ある予備校を例にすると、浪人生の場合は入学金に10万円、授業料に約90~135万円かかるとしています。
なお、個別指導などのオプションを追加すると、それ以上の学費がかかることもあります。学費を抑える方法はいくつかありますが、いずれにせよ少なくない出費になるといえるでしょう。
予備校に通うことは、あくまで受験合格のための手段の1つです。向き不向きもあるでしょうから、利用は入念に検討することをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー