「2025年4月」から「アクアライン」の通行料金が「400円」に!? 今までの通行料金や値下げの背景は?

配信日: 2025.02.06 更新日: 2025.09.26
この記事は約 3 分で読めます。
「2025年4月」から「アクアライン」の通行料金が「400円」に!? 今までの通行料金や値下げの背景は?
アクアラインを利用した際、これまでと通行料金が変わったと感じた方もいるかもしれません。また、ニュースなどで「今後さらに料金体系が変わる」という情報を耳にした方もいるのではないでしょうか。
 
今回は、改定後のアクアラインの通行料金や料金体系見直しの背景などを解説します。新しい通行料金を事前に確認しておきたい方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

アクアラインとは?

アクアラインは東京湾の中央部を横断し、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ延長約15.1キロメートルの有料道路とされています。海上の休憩施設「海ほたる」をはさんで、川崎側の約10キロメートルが海底トンネル、木更津側約5キロメートルが橋りょうとなっています。
 
従来、川崎市から木更津市間の移動は東京湾沿いを半周しなければならなかったものの、アクアラインができたことにより、移動時間が大幅に短縮されたといわれていて、およそ15分で2地点を移動できるようになりました。
 

これまでの通行料金と料金体系見直しにともなう社会実験概要

アクアラインの通行料金は従来、ETC利用の普通車の場合、平日、土日・祝日ともに800円で統一されていました。しかし、2023年7月22日より、特定の時間帯の料金を変動させる社会実験を開始しています。
 
また、現在実施中の社会実験を継続のうえ、2025年4月から社会実験の内容を一部変更して行うようです。利用する際は、混乱を防ぐためにもあらかじめ通行時の料金を確認しておくことをおすすめします。
 

アクアライン時間別料金(土日・祝日、普通車、ETC利用)を紹介

アクアライン料金体系見直しの社会実験は、利用する時間帯や曜日によって料金が変動するシステムです。千葉県によると、アクアライン上り(木更津〜川崎方面)では、2023年7月22日よりETC利用車両の料金を土日・祝日の0〜13時はこれまでと同様に通常料金の800円、13〜20時を1200円に値上げ、20〜24時を600円に値下げしていました。
 
2025年4月より、上記の料金体系をさらに見直して、アクアライン上りで土日・祝日の0〜4時、そして20〜24時を400円に値下げし、一方で13〜19時を1600円に値上げする予定のようです。通常料金(800円)の半額になる時間帯と倍額になる時間帯が設けられ、現在より価格差が広がる料金制度になるとされています。
 
また、一律800円だったアクアライン下り(川崎〜木更津方面)においても料金体系が見直され、土日・祝日の0〜4時が400円、5〜7時が1000円に改定されるようです。
 

アクアラインの料金体系見直しが行われた背景は?

アクアラインの料金体系見直しは、平日の通勤時間帯や土日・祝日の渋滞緩和を目的として実施されているようです。上り線では、交通が集中する13〜19時の時間帯の料金を従来の倍に設定し、下り線でも5〜7時の混雑時間帯の料金を1000円に値上げすることで、その効果や影響を調査していると考えられるでしょう。
 
料金変動性の社会実験の導入を通じて、渋滞や地域経済に与える影響を分析し、最終的な料金体系決定の検討材料にするとされています。
 

2025年4月よりアクアラインの料金が「400円」になる時間帯も。ただし、従来の倍額になる時間帯もあるため注意が必要

アクアラインはこれまで、ETCを利用した普通車の通行料金を上り下りともに800円で統一していました。しかし、ピークタイムの渋滞緩和のために、2023年7月22日より時間帯によって料金体系が変動する社会実験を実施しています。
 
また、2025年4月より料金体系を一部変更し、上りでは400円や1600円の時間帯、下りでも400円や1000円の時間帯を設ける予定のようです。
 
時間帯によって通行料金が大きく変わるため、あらかじめ料金体系を確認し、利用する際には混乱することのないようにしましょう。
 

出典

千葉県 ETC時間帯別料金の社会実験
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問