車の暖房は使用時に「ガソリン」を消費しますか?車の燃費を向上させる方法とは
配信日: 2025.02.06

そこで、本記事では車における暖房とガソリンの関係性について解説します。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車の暖房とガソリンの関係性
車のエンジンは作動させると高温になるため、車の暖房はこの排熱を利用して車内を暖めています。つまり、暖房をかけるために余分なガソリンを消費しているわけではありません。エンジンの熱によって暖まった冷却水に風を当てて温風を室内へ送り込むためのファンに、わずかなガソリンが使われている程度です。
注意したいのは、暖房使用時にエアコンディショナーを使用している場合、作動にエンジン出力が必要なためにガソリンを消費する点です。エアコンディショナーは冷房・除湿の機能で「A/Cボタン」でオンオフの切り替えが可能です。
基本的には暖房利用にエアコンディショナーは必要ないのですが、車内と車外の温度差によって窓ガラスが曇りやすくなる場合があります。その際は除湿目的でエアコンディショナーを使うケースがあるため、実質的にガソリンを使うことになるでしょう。
なお、ハイブリッド車の場合は暖房利用時にガソリンを消費していることがあります。モーターを利用して走行していても、暖房を使用するためにエンジンを作動させる必要があるからです。
車の燃費を向上させる方法
ガソリン代の値上げが続く昨今、燃費は車の維持費を左右する大きな要素のひとつです。支出を抑えるためにも、車の燃費を向上させたいと考える方は多いはずです。以下に車の燃費を向上させる方法の一例をまとめました。
・アクセルをゆっくり踏む
・安定した速度で走行する
・高速道路などで速度を出しすぎない
・タイヤの空気圧を適正に保つ
燃費を向上させる方法のひとつとして挙げられるのが、余計な加速や減速を避けることです。一般的には、時速50~60キロメートルほどが効率的に燃費を保てる速度とされています。
また、タイヤの空気圧が低いと走行時の抵抗が増加するため、エンジンにかかる負担が大きくなることでガソリン消費が増えてしまいます。
裏を返せば、空気圧を適正に保つことで走行時の抵抗を軽減できれば、燃費は向上する可能性があるということです。また、空気圧を適正に保つことでタイヤの寿命も延びるといわれています。タイヤの利用期間を延ばせる分、間接的に支出を減らすことにもつながるでしょう。
車の維持費を節約する方法
自家用車の所有には、ガソリン代も含めてそれなりの維持費がかかります。人によっては、車の維持費が家計に大きな影響を与えていることもあるでしょう。車の維持費を節約する方法の例は以下の通りです。
・保険料を見直す
・民間の車検場で車検をする
・車のサイズを小さくする
・燃費が良い車に乗り換える
・ハイブリッド車に乗り換える
・長距離移動は公共の交通機関を使う
上記の全てを実践する必要はありませんが、1つ取り入れるだけでも、車の維持費は抑えられるでしょう。
また、住んでいる場所によっては、根本的に車が必要かどうかを検討することも大切です。あまり必要性を感じていないのであれば、手放すことも選択肢に入ります。
所有しているだけでも税金はかかりますし、駐車場代やガソリン代も家計を圧迫しかねません。メンテナンスの手間も含めて、節約のために一度車を手放すことを検討してみるのもよいでしょう。
基本的に暖房ではガソリンは消費されない
車の暖房はエンジン稼働時の排熱を利用しているため、基本的に余分なガソリンを消費することはありません。ただし、エアコンディショナーを作動させている場合や、ハイブリッド車をモーターで走行させている状況などではガソリンを消費するため、注意が必要です。
もし、ガソリン代を少しでも節約したいのであれば、車の燃費を向上させましょう。間接的な節約になりますが、安定した速度での走行や、タイヤの空気圧を適正に保つことが有効とされています。燃費以外の部分にも目を向けて、車の維持費を見直すのもおすすめです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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