2025年3月31日で東京新幹線自由席回数券が利用終了!使いきれなかった場合「払い戻し」ってできるの?
本記事では、使わなくなった新幹線の回数券の払い戻しについて解説いたします。
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払い戻しの条件と期限
仕事で新幹線を多く利用される方の場合、回数券を何セットか購入しているかもしれません。しかし、期限内に使用しきれないとなった場合、任意の払い戻しが可能です。任意の払い戻しは、表紙券があり、すべての回数券が未使用であることが条件となります。
また、払い戻しができる期限もあり、回数券の有効期間内に限られます。発売日より3ヶ月が回数券の有効期限であるため、払い戻しを検討する場合は、チケット発売日の確認が必要です。
新幹線回数券および東京新幹線自由席回数券は、表紙券の付いた6枚綴りのチケットになっています。払い戻し条件から、1枚でも使用していた場合には、払い戻し対象となりません。そのため、6枚中何枚か使いきれなかったからといっても、残ったチケットについては払い戻し対象にはならないため、注意しましょう。
払い戻し時の手数料について
未使用の新幹線回数券および、東京新幹線自由席回数券の払い戻しには手数料が必要です。払い戻し金額は、購入した回数券の発売額から払い戻し手数料の220円が差し引かれた残額となります。
例えば、東京駅と静岡駅での回数券の場合、発売額は3万2940円です。払い戻し額は220円が差し引かれた3万2720円となります。また、東京新幹線自由席回数券も同様で、沼津〜東京都区内のチケットの場合、発売額は2万2380円であるため、払い戻し手数料220円が差し引かれた2万2160円が払い戻し金額となります。
回数券の使用条件について
新幹線普通車回数券には有効期間があり、3ヶ月間です。12月22日で発売終了となっているため、年末年始の利用できない期間を考慮しても3月末で利用できなくなります。そのため、回数券が手元にある場合は、有効期間内に利用する必要があります。
利用できるのは普通車自由席となっており、普通車自由席であれば、ひかりやこだまだけでなく、のぞみやみずほでも利用可能です。ただし、途中下車はできず、下車した場合に乗らなかった区間分は無効となり、同一チケットでの再乗車はできません。
回数券の区間外に乗り越すことは可能ですが、その乗車区間に必要な運賃・料金は別途支払いが必要になります。ただし、この回数券を利用する場合、ほかの割引との併用はできません。また、この回数券1枚でこどもの場合は2人の利用が可能となっています。
回数券の払い戻しは可能!ただし未使用に限られる
新幹線回数券は2025年3月31日で利用が終了します。これに伴い、使いきれなかった回数券があれば払い戻しは可能です。ただし、表紙券を含めて未使用でなければなりません。
手数料は220円かかりますが、新幹線の回数券ですので、一部区間を除けば基本的には1万円以上の発売額になります。そのため、使いきれない回数券のセットがある場合は、払い戻しに対応してもらいましょう。
払い戻しの有効期限は、回数券の有効期間内となるため、チケット有効期間を確認し、使わない場合は忘れないうちに払い戻しを受けることをおすすめします。
ただし、1枚でも使用している回数券は、払い戻しには応じてもらえません。回数券の1枚あたりの乗車料金は、通常の乗車料金と比べてお得な料金になっているため、活用できる範囲で利用するようにしましょう。
出典
JR東海 新幹線回数券(普通車自由席用)
JR東海 東京新幹線自由席回数券
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
