子どもが「東京」の有名なダンススクールに通いたいと言っています。「仙台」から毎週末に通うなら、新幹線と車のどちらがよいでしょうか?
配信日: 2025.02.07

本記事では、仙台から東京のダンススクールに通う際にかかる交通費を、新幹線と車をそれぞれ利用するケースで紹介します。また、交通費を節約するコツも紹介するため、最適な選択肢を見つけましょう。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
仙台から東京までの交通費
ここでは、仙台から東京までの交通費を、新幹線と車を利用した場合でそれぞれ見ていきます。
新幹線を利用する場合
はやぶさもしくはこまちを利用して仙台から東京まで移動する場合にかかる乗車料金は、指定席で1万1210円、グリーン車で1万4870円です。往復の場合、指定席は2万2420円、グリーン車では2万9740円かかります。
車を利用する場合
車を利用する場合の交通費を仙台宮城から東京までの区間と考えたうえで、高速料金とガソリン代を計算していきます。まず、高速料金はETC利用で8070円です。次に、ガソリン代がいくらかかるか計算します。
仙台宮城から東京までの走行距離は、366.2kmです。経済産業省資源エネルギー庁が公表している「石油製品価格調査の結果」によると、レギュラーガソリンの価格は2025年2月3日時点で「184.6円/L」となっています。車の燃費は車種によって大きく異なりますが、今回は22.0km/Lと仮定して計算していきます。
184.6円/L×366.2km÷22.0km/L=約3073円
ガソリン代と高速料金の合計金額は、片道で1万1143円、往復では2万2286円です。新幹線と比較しても、さほど変わらないことが分かります。
新幹線代を節約する方法
新幹線の交通費を節約するためには、事前予約や各種割引サービスを利用するのがおすすめです。
例えば、JR各社が提供している早期割引予約では、乗車日の21日前や3日前などに予約すると、通常料金よりもお得な金額でチケットを購入できます。なお、割引率はタイミングやサービスによって異なるため、利用前に公式サイトをチェックしておきましょう。
ほかにも、片道の営業距離が601km以上の区間を利用する場合は、往復割引がお得です。往復の乗車運賃が1割引きになるため、繰り返し使うほど交通費が節約できます。
車の交通費を節約する方法
車を利用する場合の交通費を節約するためには、ガソリン代を節約することが大きなポイントです。ガソリン代は、エコドライブを心掛けるだけでも抑えられます。急加速は燃料の消費量が大きくなるため、アクセルはゆっくり踏み込むよう意識しましょう。
また、信号の多い市街地では加速と減速を繰り返し、無駄にガソリンを消費しがちです。大きく加速しても、赤信号でブレーキを踏めば加速した分のエネルギーが無駄になってしまいます。ガソリン消費を抑えるためには、先にある信号を見ながら適切な加速を行いましょう。
なお、高速道路を何度も利用する場合は、ETCマイレージサービスへの登録がおすすめです。登録は無料で、年会費もかかりません。
登録したETCカードを利用して対象となる道路を通行すると、料金に応じてポイントが貯まっていきます。貯まったポイントは還元額に交換でき、次回以降の通行料金の支払いに利用できます。高速道路の利用頻度が高い方におすすめの節約方法です。
仙台から東京までの交通費は新幹線と車であまり変わらない
仙台から東京までの移動に新幹線を利用する場合の交通費は、片道1万1210円、往復では2万2420円です。一方、今回設定した条件で車を利用した場合は、片道で1万1143円、往復では2万2286円かかります。
新幹線は、事前予約や往復割引などを利用することで節約が可能です。車の場合は、ガソリン代を抑える走行を意識するとともに、ETCポイントを利用することで移動にかかるコストを抑えられるでしょう。
車と新幹線それぞれの利便性や快適性を考慮し、家族にとって最適な選択肢を検討してください。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 仙台宮城(宮城県)から東京(東京都)の高速料金・ルート
環境省 大気環境・自動車対策 エコドライブ10のすすめ
東日本高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社 ETCマイレージサービス
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー