「軽自動車」と「普通車」では、年間の「ガソリン代」にどのぐらい差が出る?
配信日: 2025.02.07


執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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軽自動車の特徴
軽自動車は、車体が非常にコンパクトなため、小回りが利きやすく、狭い道でもスムーズに通行できるといわれています。また、駐車スペースが限られている場所でも停めやすいのも利点だと考えられます。
その操作性のよさから、運転初心者や自信がない方にも人気があるとされているようです。普通車に比べて軽量で、エンジンへの負荷が少なく燃費もよいことから、主に街中での利用に適しているとされています。
普通車の特徴
普通車は、軽自動車に比べて排気量が大きく、力強い走行性能を持っているといわれています。加速がスムーズで、坂道や長距離の運転でも安定した走りを実現できる可能性があります。車内が広い傾向があるため、大きな荷物を載せたり、多人数が乗車したりとあらゆる場面にも対応できると考えられるでしょう。
また、頑丈な構造と高い衝撃吸収性により、安全性が高く、事故時の安心感も魅力の一つとされているようです。
軽自動車と普通車のガソリン代比較
ガソリン代が1リットル170円、年間走行距離を1万キロと仮定します。軽自動車は燃費15km/リットル、普通車は燃費9km/リットルとした場合、それぞれの年間ガソリン代を計算します。
軽自動車の燃費
軽自動車の条件は以下の通りとします。
燃費:15km/リットル
年間走行距離:1万km
ガソリン代:170円/リットル
消費するガソリンの量を計算すると次のようになります。
・1万÷15=約667リットル
年間のガソリン代は、170円×約667リットルで約11万3390円です。
普通車の場合
普通車の条件は以下の通りとします。
燃費:9km/リットル
年間走行距離:1万km
ガソリン代:170円/リットル
消費するガソリンの量を計算すると次のようになります。
・1万÷9=約1111L
年間のガソリン代は、170円×約1111リットルで約18万8870円
以上のことから、軽自動車と普通車のガソリン代は次の通りです。
軽自動車の年間ガソリン代:約11万3390円
普通車の年間ガソリン代:約18万8870円
軽自動車は、普通車に比べて年間で約7万5480円ガソリン代が安くなる可能性があることが分かりました。ぜひ、維持費の一つとして車選びの参考にしてください。
ライフスタイルに合わせた車選びのポイント
車を購入する際は、自分や家族のライフスタイルに合った車種を選ぶことが重要です。車を使うシーンをイメージしながら、用途や乗車人数、積む荷物の量などを考慮して選びましょう。
街乗り中心・維持費を抑えたいなら軽自動車
乗車人数が少なく、維持費をできるだけ抑えたいなら軽自動車がおすすめです。軽自動車は燃費がよく、コンパクトなので操作が比較的簡単だといわれています。狭い道でも運転しやすく、小回りが利くので駐車も楽に行える可能性があります。
初心者や運転に不慣れな人にも最適だとされています。ただし、軽自動車は主に街乗り用として設計されているため、長距離運転ではシートの硬さや狭さが体の負担になることがあります。また、高速道路での運転では、車体が軽量なため強風に影響されやすい場合がある点に注意が必要です。
長距離運転や家族連れには普通車がおすすめ
普通車は、軽自動車と比べて車内スペースが広く、乗車定員も多い傾向にあるのが特徴です。家族が多い場合や友人を乗せることが多い方に適していると考えられます。
ボディが頑丈で、シートのクッション性も高いため、長距離運転でも快適に過ごせる可能性があります。コンパクトカーのような小型タイプであれば、燃費がよく、税金や維持費も軽減できる可能性があるでしょう。
一方で、ミニバンやセダンのような大型車は車体が重く、維持費が高くなる傾向があります。普通車はボディタイプや用途が多岐にわたるため、目的に合った車を見つけやすいのも魅力だと考えられます。
軽自動車の年間ガソリン代は、普通車と比較すると約7万5480円安い
年間のガソリン代を比較すると、軽自動車は普通車よりも約7万5480円安くなる可能性があるため、家計への負担は軽くなると考えられます。ただし、軽自動車と普通車では、燃費や維持費、用途に大きな違いがあります。車の選択はライフスタイルや用途に合わせて検討することが重要です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー