家族旅行を計画中です。「高速道路」は深夜のほうが料金は「安い」って聞きましたがどれくらい違いますか?
配信日: 2025.02.08


執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
深夜の高速道路料金はETC利用で30%割引される
家族旅行で高速道路を利用する際、深夜の時間帯を選ぶと交通費を大きく節約できる可能性があります。NEXCO東日本、中日本、西日本が管理する全国の高速道路と宮城県道路公社の仙台松島道路でETCカードを利用すると、午前0時から午前4時の間に通行する車両を対象に、高速道路料金が30%割引される「深夜割引」が適用されます。
通常の高速道路料金が5000円の場合、深夜割引が適用されれば1500円の節約が可能です。往復で利用すれば3000円にもなるため、ガソリン代や食事代の足しにできるでしょう。
車で家族旅行する際の節約ポイント
ここでは、車で家族旅行する際に押さえておきたい節約ポイントを紹介します。
高速道路を利用するならマイレージを貯める
高速道路をよく利用するなら、「ETCマイレージサービス」に登録するのがおすすめです。年会費や入会金は無料で、利用料金に応じてポイントが貯まり、ポイントを高速料金の支払いに充てられます。
例えば、NEXCO東日本や中日本では、支払った高速料金10円につき1ポイントが付与されます。1000ポイント貯まると500円分の通行料金として利用可能です。高速道路の利用が多ければ、ポイントシステムを活用することで大きな節約につながるでしょう。ポイントの付き方は道路事業者によって異なるため、事前に確認しておくのがおすすめです。
高速道路や観光地でガソリンを給油しない
高速道路内や観光地周辺のガソリンスタンドは、給油料金が割高なことが多い傾向です。そのため、高速道路に乗る前や観光地に近づく前に余裕を持って給油しておきましょう。出発してすぐ地元で給油しておくか、目的地付近のガソリンスタンドの価格を事前に確認しておくのがおすすめです。
駐車場の場所と料金を事前に確認しておく
都市部や人気の観光地では駐車料金が高額な傾向があるため、事前に目的地付近の駐車場料金を確認しておくことが大切です。
駐車場料金が高い地域でも、近隣に格安駐車場や無料で利用できるスペースがあるケースはゼロではありません。インターネットや地図アプリを活用して駐車場の場所や料金をチェックしておけば、駐車場代を大幅に節約できる可能性があります。
家族旅行で交通費以外に節約できるポイント
ここでは、交通費以外にも宿泊費や飲食代を節約するためのポイントを紹介します。
宿泊費を節約するポイント
宿泊費は、家族旅行において大きな出費となる項目です。節約を考えるなら、まずは日帰り旅行を検討するのも一つの手段です。日帰りであれば、宿泊費をまるごとカットできます。しかし、せっかくの家族旅行なら泊まりでゆっくりしたいと考える方もいるでしょう。
そのような場合は、部屋料金制の宿泊施設を選ぶのがおすすめです。多くの宿泊施設では人数ごとに料金が設定されていますが、一部の宿泊施設では部屋単位の料金が設定されている場合があります。家族3人以上で利用する場合でも、追加料金を気にする必要はありません。
また、旅行時期によっても宿泊費は大きく変動します。平日やオフシーズンを選べば、宿泊費を節約できるでしょう。ほかにも、食事付きプランと素泊まりプランでは料金に大きな差が発生します。
家族の旅行スタイルにあわせて最適なプランを選び、節約するようにしましょう。さらに、早期予約割引や子どもの無料宿泊、添い寝割引がある宿を利用するのも効果的です。
飲食代を節約するポイント
移動中の食事は、パーキングエリアやコンビニなどで購入せず、自宅でお弁当を用意しておくと食費を節約できます。また、旅行先ではご当地グルメを楽しみたい場合は、事前に割引クーポンを探して利用すれば節約が可能です。
なお、宿泊施設を選択する際には、食事付きプランであるかもチェックしましょう。素泊まりプランで外食するパターンと食事付きプランではどちらが安くなるか計算してみて、節約できるほうを選ぶのがおすすめです。例えば、現地の人気店などで低料金の名物グルメを味わえば、楽しみながら費用を抑えることができます。
また、貸別荘やコテージではキッチンを利用できる所が多くあり、これらを利用すれば宿泊代や食費を節約することが可能です。
上手に費用を抑えながら家族旅行を楽しもう
家族旅行で高速道路を利用するなら、ETC利用で深夜割引をうまく活用すると交通費を大きく節約できます。午前0時から午前4時の間に高速道路を走行すると、通常料金から30%の割引を受けられます。
また、高速道路のマイレージサービスや事前の駐車場調査などを行えば、さらに交通費の節約が可能です。節約の工夫を取り入れた旅行プランで、家族との思い出をより豊かなものにしてください。
出典
東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本 ETC 深夜割引
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー