冬場はなかなか乾かないため、バスタオルを「3日」使いまわしています。お風呂上がりに使っているので不衛生ではないですよね?
そこで今回は、バスタオルの使いまわしの問題点について紹介します。バスタオルを実際に使いまわしている方や、毎回洗っている方、洗濯にかかる水道代・電気代が気になる方などはぜひ、参考にしてください。
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バスタオルは毎回洗った方が安心
バスタオルを毎回洗った方がよい理由は、主に以下の3つが考えられます。
1つ目は、雑菌が繁殖するためです。水分や皮脂、汗などの汚れは雑菌を繁殖させます。とある調査によると、使用後すぐのバスタオルには1枚あたり数十から数百個程度の雑菌が付着していました。そのタオルを3日間洗濯せずに使いまわすと、雑菌の数は数万~数億個に増加したそうです。
2つ目は、汚れが蓄積するためです。お風呂上がりの身体を拭いた場合でも、バスタオルには汚れが付着します。汚れが付着したタオルを洗濯せずに使いまわすと、汚れが蓄積し、肌触りが悪くなったり黒ずみの原因となったりします。
3つ目は、雑菌や汚れが蓄積したタオルを使いまわすと肌トラブルを引き起こす可能性が高くなるためです。これらの理由からバスタオルは使いまわさず、使うたびに洗った方が安心といえるでしょう。
バスタオルを毎日洗濯するとかかる水道代・電気代
シャープ株式会社によると、タテ型およびドラム式洗濯乾燥機の1回あたりにかかる水道代・電気代の目安は表1の通りです。
表1
| タテ型洗濯乾燥機 | ドラム式洗濯乾燥機 | |||
|---|---|---|---|---|
| 洗濯容量 11キログラム |
洗濯~乾燥容量 6キログラム |
洗濯容量 12キログラム |
洗濯~乾燥容量 6キログラム |
|
| 水道代 | 約30.1円 | 約23.1円 | 約20.2円 | 約12.8円 |
| 電気代 | 約3.4円 | 約68.2円 | 約2.0円 | 約18.3円 |
出典:シャープ株式会社「04.タテ型とドラム式 節水・省エネ能力の違い」を基に筆者作成
タテ型洗濯乾燥機の1回あたりの水道代・電気代は洗濯のみで約34円、ドラム式洗濯乾燥機の場合は約22円かかります。これに加え、乾燥機能を使った場合はその分電気代が多くかかります。
ただし、洗濯をする場合はバスタオル1枚だけでなく、ほかのものもまとめて洗う場合が多いでしょう。ほかのものもまとめて洗濯すれば、1日に何度も洗濯するよりかかる水道代・電気代は安くおさえられます。
バスタオルを毎日洗えない場合の対処方法
バスタオルは使用後毎回洗った方がよいですが、必ずしも毎回洗濯できるとは限りません。その場合は、保管方法を工夫すると雑菌の繁殖などをおさえられます。
毎回洗えない、使いまわしを考えている場合は、バスタオルを乾かしながら保管するとよいでしょう。その際のポイントとしては、使用後すぐ、かつ風通しのよい場所に干しましょう。風通しのよい場所で5時間以上しっかりと乾かすと、雑菌の繁殖を抑制できる可能性があります。
使用し、湿ったバスタオルは雑菌が繁殖するための要素がそろっています。使いまわしはできるだけ避けるべきですが、使いまわす場合はしっかりと対策をとりましょう。また、乾きにくいなどの問題がある場合は、洗い替えのタオルを複数用意しておくと安心です。
使用したバスタオルは使いまわさずに毎回洗った方が衛生的
使用したバスタオルは衛生面から考えると、雑菌の繁殖や汚れの蓄積、肌トラブルを引き起こすリスクがあります。ただ、冬場は洗濯物がなかなか乾きにくいという問題があります。そういった場合は、洗い替えのタオルを複数枚用意しておくと安心です。
また、バスタオルを洗濯した場合にかかる1回あたりの費用は、水道代が20~30円程度、電気代は2円~3円程度と考えられます。これらを踏まえて、バスタオルを使いまわすかどうかは衛生面やそのほかの要素とあわせて検討し、自分にとって負担にならない方法を選択するとよいでしょう。
出典
シャープ株式会社 洗濯乾燥機の選び方ガイド 04.タテ型とドラム式 節水・省エネ能力の違い
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
