私立大学に合格したものの、わずかに「入学金」が足りない…。支払いを少し待ってもらうことはできる?
そこで今回は、大学への入学金が支払えない場合の対策について解説します。
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大学の入学金が払えない場合
多くの場合、大学の入学金は、合格発表後1週間から2週間以内に支払う必要があるようです。入学金が支払えない場合、合格が取り消しになってしまう可能性があります。
しかし、金銭状況によっては入学金を用意できないケースもあるでしょう。そこで、入学金を用意できない場合の対策を5つ紹介します。
大学に納付期限を延ばしてもらう
大学によっては入学金の支払い期限を延長する延滞のほか、一部の入学金を期限までに支払い、残りを後日支払う分納を受け付けてくれることがあります。実際に可能かどうかは大学次第ですが、一度問い合わせてみるとよいでしょう。
クレジットカードで支払う
対応しているかどうかは大学によって異なりますが、クレジットカードで入学金を支払えることがあります。口座からの引き落とし日次第ではありますが、支払いを先延ばしできる方法の1つだといえるでしょう。
ただし、クレジットカードの利用限度額以上の決済はできません。その場合は支払いの先延ばしもできないことになるため、利用限度額には注意してください。
誰かに借りる
入学金としてお金を借りられないか、誰かに相談することも方法の1つです。お金の貸し借りは信頼関係が重要であるため、借りる理由や返済計画を細かく説明し、借用書を作成することをおすすめします。
カードローンも選択肢の1つ
これまでに紹介した方法では解決できない場合、カードローンに頼ることも選択肢の1つでしょう。カードローンのメリットの1つは、融資されるスピードが基本的に教育ローンよりも早い点にあるとされています。
入学金の支払い期日次第ですぐにお金を用意する必要がある場合には、カードローンを検討してみるのもよいでしょう。
国や自治体の制度を利用する
国や自治体の制度の中には、子どもの教育費を支援するものもあります。もちろん、入学金の支払いにも利用できるといわれています。
一例は以下の通りです。
・母子父子寡婦福祉資金貸付制度
・生活福祉資金貸付制度
・自治体の奨学金制度
・高等教育の就学支援制度
なお、実際に利用できるかどうかは各々の家庭環境次第となります。
奨学金は利用できない?
大学進学に際して、日本学生支援機構などの奨学金を利用する方も多いでしょう。しかし、奨学金は入学金の支払いには利用できません。奨学金を受け取れるのは、大学入学後になるからです。
一般社団法人全国労働金庫協会によると、日本学生支援機構の奨学金を使うのであれば、入学時必要資金融資制度を利用できる可能性があります。入学時必要資金融資制度では、最大で50万円が入学金や授業料の支払いのために融資されます。
ただし、条件はいくつかあり、日本学生支援機構の奨学金を利用する全員が受け取れるわけではありません。
また、審査や融資が実行されるまで時間がかかる可能性があるため、利用する場合には余裕を持って申し込む必要があります。
カードローンも選択肢の1つ
状況次第ではありますが、足りない入学金を準備する方法はカードローンだけではありません。大学によっては、延滞や分納ができる可能性もありますので、問い合わせてみるとよいでしょう。
しかし、紹介した方法では入学金を捻出できない場合、カードローンを利用するのも選択肢の1つです。カードローンのメリットの1つは融資のタイミングが早い点にありますので、入学金の支払い期日によっては有効な方法といえるでしょう。
出典
一般社団法人全国労働金庫協会 入学時必要資金融資のご案内
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
