更新日: 2019.06.28 その他暮らし

あなたはお金派?スキル派?みんなの副業事情を徹底調査

あなたはお金派?スキル派?みんなの副業事情を徹底調査
お給料や福利厚生など、働くうえでは誰もが好条件の待遇を望みます。しかし、どんな職業であろうと、そう簡単に待遇が良くなるわけではありません。
 
もうちょっと手取りを増やしたい、スキルを磨いて良い会社に転職したい。そう考えたとき、「副業」という手段があります。スキマ時間の有効活用にもなる「副業」。あなたは興味ありますか?
 
畑美雪

執筆者:畑美雪(はた みゆき)

フリーライター

雑誌を中心に取材やインタビュー記事を執筆中。
これまでの活動場所:タウン誌「湘南百撰」/情報誌「月刊公募ガイド」/WEBマガジン「カーサミアクラブ」

(1):働き方改革で副業にも変化が

本業とは別に携わる仕事を、「副業」と言います。株式会社ワークポートが行った「副業に関するアンケート調査」によると、副業に「興味がある」と答えた人は79.1%にのぼりました。
 
これは、厚生労働省が2018年にモデル就業規則から副業・兼業を禁止する規定を削除した影響とも言われています。働き方改革の一環として、副業解禁となったことで関心が高まったのでしょう。
 
また、興味があると回答した人たちのうち、77.9%が「本業とは違う職種を希望する」と答えています。
 
副業で気分転換やスキルアップを狙う人も多いようですね。また、「副業の職種を本職にしたいと思っている」「本業がダメになった時の予備に考えているから」などの意見も上がりました。
 
企業側も、未経験者を雇うよりは、少しでも経験のある人を採用した方が良いと考えるでしょう。副業で経験を積めば、即戦力としてアピールできるため、転職の際も有利です。副業をするのが当たり前という風潮になれば、就職や雇用の状況も大きく変わっていきそうです。
 

(2):副業で稼ぎたい金額は1万円~10万円

みなさんは、副業でいくらくらいの収入を得たいと考えているのでしょう。副業紹介サービス「プロの副業」を運営する株式会社ホールハートは、副業に関する意識調査を実施しました。
 
「副業をする場合の希望する月収額」を聞いたところ、回答者の90%が10万円未満と答えたそうです。詳しい内訳としては5~10万円未満が30%、1~3万円未満が29%、3~5万円が27%でした。
 
本業ほどの収入は求めておらず、あくまでも生活費の補助やお小遣いなど、自由に使えるお金を増やしたい人が多いということなのでしょう。
 
なお、このアンケートでも、副業で報酬以外に求めるものを聞いてみたところ、1位は「新しいスキルを身に着けられる」で27%。2位は「趣味、生きがいを見つけられる」(19%)、3位は「知見、視野が広がる」(16%)でした。
 
収入が増えるうえに、人生に刺激や変化も得られると考えれば、副業はとても魅力的です。
 

公式サイトで申し込み

【PR】アイフル

aiful

おすすめポイント

WEB完結(郵送物一切なし)
・アイフルならご融資可能か、1秒で診断!
最短18分(※)でご融資も可能!(審査時間込)

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 3.0%~18.0% 最短18分(※)
WEB完結 無利息期間 融資スピード
※融資まで 30日間 最短18分(※)
※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。
※診断結果は、入力いただいた情報に基づく簡易なものとなります。
■商号:アイフル株式会社■登録番号:近畿財務局長(14)第00218号■貸付利率:3.0%~18.0%(実質年率)■遅延損害金:20.0%(実質年率)■契約限度額または貸付金額:800万円以内(要審査)■返済方式:借入後残高スライド元利定額リボルビング返済方式■返済期間・回数:借入直後最長14年6ヶ月(1~151回)■担保・連帯保証人:不要

(3):実際に得られる収入金額は3~5万円未満

では、実際に副業で得られる収入を調べてみましょう。総合求人情報サイト「はたらこねっと」を運営するディップ株式会社が、副業の実態についてのアンケート調査において、副業のお給料を尋ねました。
 
その結果、「3~5万円未満」が31%と最も多く、次いで「1~3万円未満」が29%、「5~10万円未満」が25%となりました。
 
ここでも、1~10万円未満がボリュームゾーンとなりました。副業による収入の理想と現実は、大きく乖離しているわけではなさそうです。希望に近い金額が稼げるなら、チャレンジしてみたいと思えてきますね。
 
同じく、副業経験者に「副業の職種」を質問したところ、最も多かったのは「飲食・接客(30%)」。「軽作業(14%)」「一般事務・営業事務・データ入力(13%)」、「販売・レジ(12%)」と続きました。
 
また、「本業と副業の雇用形態は?」の質問では、本業も副業も「パート・アルバイト」として働いている人が最多となりました。次いで多かったのが、本業が「派遣」で副業が「パート・アルバイト」でした。
 
副業をしている人たちは、パートとアルバイトを掛け持ちしたり、派遣に登録しながらアルバイトをするといった働き方をしているようです。中には、正社員として働きながら副業をこなす人もみられます。今後の働き方改革の内容次第では、この内訳にも変化がみられるかもしれませんね。
 

(4):副業OKが企業の魅力のひとつに?

正社員として働いている人たちは、副業をどのように考えているのでしょう。株式会社マクロミルが全国の正社員1000名に、現在の勤め先における副業の状況について質問しました。その結果、「副業が認められている」という人は2割弱だったそうです。
 
また、副業をする際は届け出や申請が必要となっているなど、認められているとはいえ条件つきで認可が下りるという状況です。また、従業員の規模が大きい企業は副業を認めていない割合が高く、そもそも副業についての規則自体がないというケースも多くみられました。
 
同アンケートの「会社の魅力度」についての質問では、83%の正社員が「副業を認めない企業には“魅力がない”」と回答したとのこと。国も普及促進をしている副業。これからは副業をOKとする企業が、就職・転職先として魅力的と判断されるかもしれませんね。
 
副業を持つことは、これからの常識になっていくかもしれません。企業側も副業解禁によって、高スキルの人材が集まる、それによって採用面の負担が軽減されるなどのメリットがあります。
 
月数万円のお金が稼げてスキルも磨ける。ただ漠然とお給料UPを望むよりも、稼ぎ方としてはよほど近道に思えます。スキマ時間やアフター5を有効活用し、充実した副業ライフを送りましょう。
 
(参考資料)
株式会社ワークポート 副業に関するアンケート
株式会社ホールハート 副業に関する意識調査
ディップ株式会社 はたらこねっとユーザーアンケート 副業について
株式会社マクロミル 副業に関する正社員1000人意識調査
 
執筆者:畑美雪(はた みゆき)
フリーランス・ライター
 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集