不要になった「K18」の指輪。換金したいけど、今売るのは「損」?
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K18とは?
K18は金をベースにした合金の一種で、金の純度が75%、混合物が25%で構成されているようです。「K18」の「K」は金の質量を意味しており、数字の「18」は金の純度を表すとされています。24分率で表現される金の純度のうち、18/24、つまり約75%が金であることを意味しているのです。
残りの25%には他の金属が含まれているようです。金自体はやわらかい素材であるため、他の金属と合成することで、リングやネックレスなどのジュエリーに使用しやすくなるのです。
K18はK14やK10よりも価値が高い
K18は金の純度が高く、K14やK10よりも価値が高い素材です。金は純度が高いほどやわらかくなりますが、K18は適度な硬さを持っているため、ジュエリーとして日常的に使用するのに適しているとされています。
そのため、高級ジュエリーやハイブランドの製品にも多く使われるなど、長く愛用できる点が魅力なようです。なお、金の純度が高ければ、資産価値も高くなるといわれています。
K18の買い取り価格相場は日々変動している
K18の買い取り価格は金の相場によって日々変動しています。金相場は世界の政治・経済の影響を大きく受けるため、特に不安定な時期には価格が急騰することがあります。
例えば、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年や、ロシア・ウクライナ戦争の影響を受けた2022年には、金の価格が大きく上昇したといわれています。金は「有事の金」としての役割を果たし、投資家にとって安全資産と見なされているのです。
なお、金相場の変動はK18を含む金製品の買い取り価格にも直接影響を与える可能性があるため、売却を検討している場合、相場のタイミングを見計らうことが大切です。
K18は長期保有もおすすめな資産
K18は短期的に価格が上下することがありますが、長期的な視点で見ると徐々に上昇する傾向があるようです。金は安定した価値を維持する資産で急激な変動が少ないとされているため、リスク分散の一環としても適していると考えられているようです。すぐに換金する必要がなければ、K18の指輪を長期的に保有するのも選択肢の一つです。
また、金を持つ大きなメリットは、金融市場や経済が不安定でも資産として守れる可能性があることです。例えば、インフレや金融危機が発生しても、金は安定した価値を保つ傾向があるため、資産として金を持つことは保護手段として有効である可能性があるのです。
将来的に金の価値が上昇する可能性を考慮し、保有を続けることも賢明な選択といえるでしょう。
なお、換金するかどうかを決める際には、金の市場価値を把握することが重要です。適正な価格で売却したい場合は、信頼できる買い取り業者に査定を依頼し、納得を得ることをおすすめします。
すぐに売っても損ではないが長期保有する手もある
K18の買い取り価格は、金相場に大きな影響を受ける傾向があるため、市場価値を把握することが大切です。短期的には金相場の変動に合わせて売却するのも一つの手段ですが、金自体の価値は安定しているため、長期保有することも選択肢の一つといえます。
すぐに売却できるものではありますが、長期的に保有することで価値が上がる可能性もあるため、自分のニーズに合わせて判断しましょう。信頼できる買い取り業者に査定を依頼し、納得のいく価格で売却することをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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