過去3年間で一番ガソリン代にお金を使っていたのは「山口市」!東京と比べて、いくらくらいの差があった?

配信日: 2025.02.13

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過去3年間で一番ガソリン代にお金を使っていたのは「山口市」!東京と比べて、いくらくらいの差があった?
ガソリン価格の高値が続く現在、価格の変動に関心がある人も多いでしょう。ガソリンの価格は全国一定ではなく、地域によって差があります。過去の3年間で、最も高額なガソリン支出額を記録したのは山口市であることが分かりました。
 
今回は、山口市のガソリン支出額が多い理由と合わせて、ガソリン代を少しでも安くする方法はあるのかについてまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

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山口市のガソリン平均支出額は全国1位

総務省統計局の「家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング」によると、2021年(令和3年)~2023年(令和5年)の3年間で、1世帯当たりの年間ガソリン支出金額の平均が最も高いのは山口県山口市(9万6367円)でした。
 
これは、全国平均の6万6198円よりも3万円以上、東京都区部の2万2084円よりも7万4000円以上、支出が多いことになります。そのほか、ガソリン支出額が多いランキングの上位には、以下の地域が並びました。


・三重県津市(9万4138円)
・富山県富山市(9万2718円)
・鳥取県鳥取市(9万2345円)
・群馬県前橋市(9万698円)

 

山口市のガソリン支出額が多い理由

山口市のガソリンへの支出額が多い背景には、地理的な条件や物流コスト、地域の経済構造など、さまざまな要素の影響があると考えられます。
 

地理的な要因

山口市は本州の西端に位置し、ガソリンの輸送コストが高くなる傾向があるでしょう。また、山間部が多い地形も配送効率を下げる一因となり、輸送費が上昇した分がガソリン価格に反映されやすいといえます。
 

人口密度の低さ

山口市は約1023平方キロメートルと面積が広大であり、山口県の中でも人口密度が低い地域のひとつです。広い土地に暮らしているため、移動手段として自動車が多く利用され、また移動距離も長いと考えられます。
 

世帯当たりの自動車保有台数の多さ

山口市によると、乗用車(普通車・小型車)および軽自動車の保有台数は、2023年(令和5年)時点で12万4645台でした。1世帯当たりの自動車保有台数は約1.37台で、これは一般財団法人自動車検査登録情報協会発表の令和5年3月末時点における全国平均の1.025台よりも多くなっています。
 
自家用車の保有台数が多いことで、必然的にガソリン消費量が増加し、支出も多くなるでしょう。
 

自動車中心の移動手段

山口市を含め、地方都市では大都市に比べると公共交通機関が発達しているとはいえず、自家用車を利用する機会が増えるでしょう。ガソリンの消費量が多くなり、結果としてガソリンへの支出が多くなると考えられます。
 

ガソリン代を少しでも安くするには

ガソリン代を節約するには、燃費を悪くする運転をしない、車両のメンテナンスをする、ルートを工夫するといった方法が効果的です。
 
例えば、急発進や急加速を避け、アクセルをゆっくり踏み込むことで、燃費の改善が期待できます。また、停止時にはアクセルを早めに離し、エンジンブレーキを使って減速したり、停車中はエンジンを切ることで、ガソリンの無駄な消費を減らせるでしょう。
 
そのほか、タイヤの空気圧を適正に保ったり、エンジンオイルを定期的に交換したりすることも大切です。渋滞を避け、最短経路を選ぶなどして、走行距離を短縮することも燃費の向上に効果的でしょう。
 

2021年~2023年において、山口市の年間ガソリン支出額は、東京都区部より平均7万4000円以上高かった

山口市のガソリン支出額が高い水準にあることや、購入量が多いことには、地域の特性や生活様式など、さまざまな要因が絡まっていると推測されます。
 
ガソリン価格の上昇は、生活に直結する重要な課題です。ガソリン代を少しでも安くするには、運転方法の工夫や車両のメンテナンス、ルートの最適化などが効果的です。これらを組み合わせて実践することで、ガソリン代の支出を効果的に削減できるでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査(二人以上の世帯)品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(2021年(令和3年)~2023年(令和5年)平均) 食料以外
山口市
一般財団法人自動車検査登録情報協会 1世帯当たり1.025台に -自家用乗用車(登録車と軽自動車)の世帯当たり普及台数-(1ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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