親戚の子が多く、お小遣いをあげただけで一度に「3万円」飛んでしまいます。定期的にお小遣いをもらっている小中学生は多いのでしょうか?
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小中学生のおこづかい頻度について
ここでは、定期的におこづかいをもらう子どもの割合と、誰からもらうことが多いのかを紹介します。株式会社バンダイの調査によると、定期的におこづかいをもらっている子どもの割合は表1の通りです。
表1
| 小学生 | 中学生 | |
|---|---|---|
| 定期的にもらっている | 34.5% | 59.0% |
| 定期的にもらっていない | 65.5% | 41.0% |
※株式会社バンダイ「小中学生のおこづかいに関する意識調査」より筆者作成
小学生は半数以上が定期的にもらっていないと回答していますが、中学生になると6割近くの子どもが定期的におこづかいをもらっていると回答しています。年齢が上がると、自分の判断でお金を使う頻度が増えることが理由と考えられます。
また、誰からおこづかいをもらっているかという質問に対しての回答は、表2の通りです。
表2
| 両親 | 89.6% |
| 祖父母 | 23.2% |
| 叔父・叔母 | 7.8% |
| その他 | 4.7% |
※株式会社バンダイ「小中学生のおこづかいに関する意識調査」より筆者作成
9割近くは両親からおこづかいをもらっていると回答しています。一方、叔父・叔母から定期的におこづかいをもらうのは少数派といえるでしょう。
親戚の子におこづかいをあげるタイミング
ここでは、親戚の子におこづかいをあげるタイミングを紹介します。毎回会う度にあげるのではなく、イベントや節目のタイミングであげるようにすると、費用を節約できる可能性があります。
お正月
お正月は一年の始まりを祝う日本の伝統行事であり、日ごろ会う機会が少ない親戚同士で集まることもあるかもしれません。そのため、お正月には親戚や知り合いの子どもにお年玉を渡すという人もいるのではないでしょうか。
年末が近づくと、店頭にはさまざまなデザインのポチ袋が並びます。「どんなポチ袋にしようか」と考える時間は、お正月準備の一環ともいえるかもしれません。
小さな子どもにとっては、ポチ袋そのものが魅力的で、中に入っているお金よりも袋のデザインに夢中になることもあるようです。一方、小学生くらいになると、お金の価値を理解し始め、中身の金額にも関心を持つようになります。子どもの変化を見るのも、成長を実感できる楽しみといえるでしょう。
お盆
お盆は先祖を供養する大切な行事ですが、子どもたちへお盆玉を渡す習慣も広まってきているようです。
お盆玉は、江戸時代に奉公人へ贈り物をする山形県の風習から始まり、子どもにおこづかいを渡す形へと変化してきたとされています。ただし、この風習は全国的に広まったものではなく、地域限定のものです。近年ではメディアの影響もあり、日本各地でお盆玉という言葉を耳にする機会が増えていると考えられます。
なお、お盆玉には特別な決まりはないようです。子どもにおこづかいを渡すのはもちろん、親戚やお世話になった方へ感謝の気持ちとして渡すのもよいでしょう。
定期的に子どもへおこづかいをあげている叔父・叔母は少数派
小中学生へのおこづかいは両親が渡すことが多く、叔父・叔母が渡すケースは全体の1割未満という調査結果が示されています。また、定期的におこづかいを渡すのではなく、正月やお盆といった特別な行事の際におこづかいをあげるようにすると、費用を節約できる可能性があるでしょう。
出典
株式会社バンダイ 小中学生のおこづかいに関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
