マイナカードを作ったので「コンビニ」で「住民票」を取ろうと思います。手数料は本当に安くなるのでしょうか?
しかし、気になるのは手数料です。「コンビニで住民票を取ると安くなる」という話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは本当なのでしょうか?
本記事では、住民票をコンビニで取得するメリット・デメリットや、実際の手数料について解説していきます。
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住民票をコンビニで取るメリット
マイナンバーカードを持っていると、全国の対応コンビニで住民票の写しを取得できます。具体的なメリットは以下の通りです。
1.役所の開庁時間に関係なく取得できる
コンビニなら6時30分から23時00分まで手続きが可能(年末年始、メンテナンス時を除く)。平日に役所へ行く時間がない人にとっては非常に便利です。
2.待ち時間ゼロで即発行
役所では順番待ちが必要なこともありますが、コンビニならマルチコピー機を操作するだけでスムーズに発行できます。
3.全国の対応コンビニで利用可能
セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートなど、主要コンビニで発行できます。「旅行や出張先でも取得できる」のは大きな利点です。
4.住民票のほかにも取得可能な証明書がある
・住民票の写し
・印鑑登録証明書
・戸籍証明書(対応自治体のみ)
・所得・課税証明書(対応自治体のみ)
手数料は安くなる? 役所と比較
コンビニで住民票を取ると、役所よりも手数料が安くなる自治体があります。しかし、すべての自治体で安くなるわけではないため、事前に確認が必要です。一般的な手数料の比較は表.1の通りです。
表.1
| 証明書の種類 | 役所の窓口 | コンビニ |
|---|---|---|
| 住民票の写し | 200~300円 | 100円~300円 |
| 印鑑登録証明書 | 200~300円 | 100円~300円 |
| 戸籍謄本・抄本 | 450円 | 300~450円 |
| 所得・課税証明書 | 200~300円 | 100円~300円 |
出典:各自治体HPより筆者作成
このように、一部の自治体ではコンビニ交付のほうが100円程度安いケースがあります。ただし、自治体によって手数料が変わるため、自分の住んでいる地域の手数料を事前にチェックしておきましょう。
コンビニで住民票を取る際の注意点
コンビニで住民票を取得する際には、いくつかの注意点があります。
1.マイナンバーカードが必要
このサービスを利用するには、マイナンバーカードが必須です。発行には申請が必要なので、まだ持っていない人は早めに準備しましょう。
2.自治体が対応していない場合もある
全国の自治体がコンビニ交付に対応しているわけではありません。住んでいる自治体がサービスを提供しているか、公式サイトなどで確認することが重要です。
3.暗証番号の入力が必要
コンビニでの発行時には、マイナンバーカードの4桁の暗証番号が必要です。暗証番号を忘れてしまうと利用できないため、事前に確認しておきましょう。また、暗証番号を3回連続で間違えるとロックがかかり、窓口での再設定が必要になります。
4.発行後の証明書は取り消し・返金不可
一度発行した証明書は取り消しができません。間違えて発行すると無駄になってしまうため、よく確認してから手続きを行いましょう。
5.深夜や早朝は利用できない可能性がある
24時間対応しているわけではなく、多くの自治体では6時30分~23時00分の間のみ利用可能です。深夜に取りに行く予定がある場合は、利用可能時間を確認しておきましょう。
まとめ
「コンビニで住民票を取れる」というのは、手軽で便利なサービスです。特に、平日に役所へ行けない人にとっては、大きなメリットがあります。また、一部の自治体では手数料が安くなるため、コスト面でもお得に利用できます。
ただし、自治体によっては手数料が変わるほか、マイナンバーカードや暗証番号が必要などの注意点もあります。利用する前に、自分の住んでいる自治体のルールを確認し、便利に活用できるよう準備をしておきましょう!
出典
地方公共団体情報システム機構 マイナンバー総合サイト 利用方法について
千代田区 証明書コンビニ交付サービスの概要
静岡市 住民票の取得に係る費用について
東大阪市 平成30年4月1日からコンビニ交付による証明書手数料が安くなりました
市川市 コンビニエンスストア等での各種証明書の交付サービス
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
