「ETC」の「カード」を挿しているのに止められた! ランプがついていても認識されないのはどんなとき?

配信日: 2025.02.17

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「ETC」の「カード」を挿しているのに止められた! ランプがついていても認識されないのはどんなとき?
高速道路を利用する機会の多い方には、ETCはなくてはならないものかもしれません。走行時の効率や料金面での優遇などもあり、利用率は95%を超えています。しかし、ETCカードを挿入していてもトラブルが発生することがあるため、注意が必要です。
 
そこで本記事では、ETCカードを挿入しているのに認識されないケースについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ETCカードを挿入しても止められるケース

ETCカードを挿入していても、ゲートが開かずに止められてしまうケースがあります。主な原因は次の5つです。
 

挿入間違い

最も多いトラブルの原因は、ETCカードの挿入ミスが考えられます。正常なカードでも、表裏や前後を間違えて挿入したり、誤って別のカードを入れてしまったり、さらには挿入すること自体を忘れてしまうといった人為的なミスが発生しているようです。
 

カードの破損や汚れ

正しくETCカードを挿入してもトラブルが発生する場合、カードの破損や汚れが原因として考えられます。プラスチック製のETCカードは、高温になる真夏の車内に放置していると、熱によって劣化する原因となる場合があります。また、財布の中で過度な力が加わることにより破損する可能性もあるため、取り扱いには注意が必要です。
 
ICチップに汚れが付着してしまっている場合も、ETC車載器がカード情報を正しく読み取れないおそれがあります。ETCカードを保管する際は、きれいな状態を保てるようにしましょう。
 

有効期限切れ

ETCの外見に問題がない場合、ETCカードの有効期限が切れている可能性があります。期限を忘れていたり、更新された新しいカードと交換するのを忘れていたりすることで起こる可能性のあるトラブルです。
 
有効期限が切れている場合、車載機でのエラーは発生しないようです。そのため、料金所に着くまで気づかないケースも珍しくないでしょう。
 

クレジットカードの料金が払えていない場合

ETCカードの利用は、紐づけられたクレジットカードの支払い状況に連動しているとされています。クレジットカードの支払いが遅延した場合、ETCカードの利用が制限されることがあるため、期日内の支払いを心がけましょう。
 

接触不良や電源など車両側の問題

ETCカードに原因が無い場合、車載器側で問題が発生している場合もあります。例えば電源不具合により車載器が機能していなかったり、通信エラーで道路側と通信出来なかったりすると、ETCゲートでのトラブルにつながるかもしれません。
 

未払いを放置すると、最悪刑事罰が科される可能性あり

ETCにエラーが発生した状態で料金所を無理やり通過すると、不正通行となる可能性があります。不正通行の場合、道路整備特別措置法第26条の規定により、利用した区間における通行料金とその料金の2倍に相当する額の割増金が請求され、徴収されることになります。
 
例えば、通行料金4000円の区間での請求額は、通行料金の4000円と免れていた通行料金の2倍に該当する割増料金である8000円の1万2000円です。
 
また、不正通行を繰り返す悪質な運転手に対しては、警察への通報が行われ、道路整備特別措置法第59条の規定により、30万円以下の罰金が科されることになります。
 

ETCカードが認識されない原因は挿入間違いやカードの破損、有効期限切れなどが考えられる

ETCカードが認識されないケースは、5つのパターンが考えられます。運転手自身のうっかりミスによる挿入ミスは、意識して気を付けることで対処できる可能性があります。しかし、カードの破損や汚れ、有効期限切れや料金支払いの遅延などは普段から注意しておく必要があるものです。
 
もしトラブルが発生した場合に無理やり通過すると、不正通行になる可能性があります。この場合は、割増料金が請求される場合もあるため、気付いたら早めに所定の手続きを行うようにしましょう。
 

出典

国土交通省 道路
e-Gov 法令検索 道路整備特別措置法(昭和三十一年法律第七号)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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