どうして「アパートの1階は危険」と言われているの? 考えられる「リスク」や、一階の「家賃相場」について解説

配信日: 2025.02.17

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どうして「アパートの1階は危険」と言われているの? 考えられる「リスク」や、一階の「家賃相場」について解説
賃貸物件を探す際には、さまざまな要素を総合的に検討して入居を決めることが一般的です。重要視する点は人それぞれですが、部屋の階数を気にする方もいるかもしれません。例えばアパートの場合、1階の部屋を避けて入居する方も少なくないようです。
 
本記事では、アパートにおける1階の部屋のメリットやデメリットのほか、1階の部屋の家賃相場なども解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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アパートで部屋が1階にあることのメリットとデメリット

入居時に避けられがちなアパートの1階ですが、デメリットのほかにメリットも存在するようです。人によっては、2階以上の部屋よりも1階の方が適しているケースもあるでしょう。
 
アパートにおいて、部屋が1階にあるメリットを以下にまとめました。
 

・部屋への出入りがしやすい
・階下に対し、騒音や振動を気にする必要がない
・2階以上の部屋に比べ、家賃が低く設定されていることが多い
・専用の庭が付いていることがある

 
1階はエレベーターや階段を利用する必要がなく、部屋へ出入りしやすい点がメリットの1つだと考えられます。買い物で荷物が多くなりがちな方や、足腰への負担を避けたい高齢者などにおすすめといえます。
 
家の中を動き回る小さな子どもがいる世帯にとっては、階下に対して騒音や振動を気にする必要がない点も大きなメリットとなる可能性があるでしょう。
 
一般的に、1階の部屋は2階以上の部屋よりも家賃が低く設定されていることがあります。また、引っ越しの際に業者によっては、2階以上の部屋へ入居する場合に追加料金がかかるケースがあります。しかし、1階であればその心配もないため、家賃や引っ越し費用を抑えられる可能性もあるのです。
 
対して、アパートにおいて部屋が1階にあるデメリットを以下にまとめました。
 

・防犯性が低い
・外から室内が見えやすい
・2階以上の部屋に比べて湿度が高くなりやすく、日も当たりにくい
・虫が出やすい
・浸水被害を受けやすい
・屋外の騒音を感じやすい

 
1階の部屋が避けられがちな理由の多くは、防犯性の低さやプライバシーの保護がしにくい点にあるようです。1階は地面に隣接している都合上、侵入しやすい状況にあります。歩行者と目線が近いことから、室内を見られるリスクもあります。カーテンを開けにくいなど、窮屈に感じる瞬間もあるかもしれません。
 
こういった理由から、1階の部屋は2階以上の部屋に比べて、家賃が低めに設定されているケースが多いのです。
 

1階の部屋の家賃相場

実際の賃貸情報を見てみると、東京都新宿区のとある1LDKの物件は、2階の部屋の家賃が16万5000円です。対して、同じ間取りである1階の部屋の家賃は15万9000円となっており、6000円ほど安くなっています。
 
東京都渋谷区のとあるワンルームの場合、2階の部屋の家賃は9万5000円ですが、1階の部屋は9万3000円と2000円安くなっています。もちろん、間取りは変わりません。
 
家賃は、立地や間取り、築年数などさまざまな状況で変化するとされています。しかし、同じ物件で同じ間取りであれば、2階よりも1階の部屋の方が、数千円ほど家賃が低い傾向にあるようです。仮に5000円の差がある場合は、1階の部屋に住むことで年間6万円の節約になる可能性があります。
 
ただし、同じ物件で同じ間取りでも、部屋の階数による家賃の差がないケースもあるでしょう。その場合は1階の部屋であることのメリットを享受できなくなるため、家賃を少しでも抑えたい方は注意してください。
 

アパートの1階が避けられる理由は防犯性の低さから

アパートの1階が避けられがちな理由はいくつかあるようですが、2階以上の部屋に比べて防犯性が低く、プライバシーを保ちにくい点にあるといえます。しかし、家賃が低めに設定されることがあるなど、1階の部屋ならではのメリットもあります。
 
実際の家賃が、階数によってどれほど差があるかは物件次第だと考えられますが、数千円の差になることもあり、年間で考えると数万円の節約につながる可能性もあります。少しでも家賃を抑えたい方は、1階の部屋を検討してみてもよいかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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