春から東京で「1人暮らし」する娘。治安が良くて、家賃が低めな地域はどこ?「犯罪発生率」をもとに検証

配信日: 2025.02.16 更新日: 2025.09.26
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春から東京で「1人暮らし」する娘。治安が良くて、家賃が低めな地域はどこ?「犯罪発生率」をもとに検証
進学や就職などで、春から子どもが1人暮らしを始めるという家庭もあるでしょう。知らない土地で新生活を始める子どもを心配し「家賃が安く、治安の良いところに住んでほしい」と親が考えるのも当然のことといえます。
 
本記事では東京23区内において、比較的治安がよく、家賃もリーズナブルな地域について紹介します。
小林裕

FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート

東京23区のワンルームの家賃相場

「SUUMO」に登録されている賃貸物件の賃料をもとに算出された家賃相場によると、東京23区のワンルームの家賃相場は次の通りです。2025年1月18日時点の情報で、家賃が高い順に記載しています。

港区:11.0万円
千代田区:10.6万円
中央区:10.0万円
渋谷区:9.6万円
目黒区:8.7万円
台東区:8.2万円
江東区:8.2万円
墨田区:8.1万円
品川区:8.1万円
新宿区:8.0万円
文京区:7.9万円
世田谷区:7.2万円
荒川区:7.2万円
豊島区:7.1万円
大田区:7.0万円
中野区:7.0万円
北区:6.8万円
杉並区:6.7万円
板橋区:6.5万円
足立区:6.5万円
練馬区:6.4万円
江戸川区:6.0万円
葛飾区:5.8万円

ワンルームの家賃相場が最も安価なのが「葛飾区」で、家賃は「5.8万円」でした。また、中央値は「世田谷区」の家賃「7.2万円」のようです。
 

東京23区のうち、犯罪発生率の低い区

警視庁が公表している「令和5年区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」と、東京都の統計「住民基本台帳による世帯と人口:毎月(令和5年12月)」をもとに算出した、東京23区内にて犯罪発生率の低い区を挙げています。

●杉並区(犯罪発生率0.44%)
●世田谷区(犯罪発生率0.44%)
●練馬区(犯罪発生率0.47%)
●文京区(犯罪発生率0.48%)
●目黒区(犯罪発生率0.48%)

この5区は、23区全体の平均犯罪発生率「0.68%」を下回っています。
 

東京23区のうち、犯罪発生率の高い区

前項では東京23区内のうち、犯罪発生率の低い区を紹介しました。次は犯罪発生率の高い区です。

●千代田区(犯罪発生率3.45%)
●新宿区(犯罪発生率1.58%)
●渋谷区(犯罪発生率1.47%)
●台東区(犯罪発生率1.32%)
●豊島区(犯罪発生率1.17%)

以上の5区は、大きな繁華街や商業地域を含むため人が多く集まる、あるいは犯罪発生率を算出する際の分母となる居住人口が少ないという地域特性から、犯罪発生率が高くなっていると考えられます。
 

東京23区のうち、家賃が安く犯罪発生率が低い区

前項までの客観的な数字をもとにすると、東京23区のうち、家賃が安く犯罪発生率が低い区の例は次の通りです。

「練馬区」:家賃6.4万円:/犯罪発生率0.47%
「杉並区」:家賃6.7万円/犯罪発生率0.44%
「世田谷区」:家賃7.2万円/犯罪発生率0.44%

 

まとめ

本記事では東京23区内において、犯罪発生率が低く、家賃がリーズナブルな地域について紹介しました。「練馬区」「杉並区」「世田谷区」は東京23区内では家賃が抑えめで、犯罪発生率も高くないようです。
 
もちろん同区内でも駅や繁華街からの立地など諸条件により、家賃や治安は変わると考えられます。本記事は一つの参考とし、住む前に夜間の周辺の状況をはじめ、よく確認するようにしましょう。
 

出典

SUUMO 東京都の市区郡から家賃相場・賃料相場情報を探す
警視庁 令和5年 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数
東京都の統計 住民基本台帳による世帯と人口:毎月
 
執筆者:小林裕
FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート

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