大学1年生の息子が彼女の誕生日に「8万円」のブランド物財布をあげたようです。今どきの大学生はプレゼントにそんなにお金をかけるのでしょうか?

配信日: 2025.02.17

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大学1年生の息子が彼女の誕生日に「8万円」のブランド物財布をあげたようです。今どきの大学生はプレゼントにそんなにお金をかけるのでしょうか?
恋人がいると、誕生日やクリスマス、バレンタインなどにプレゼントを贈ろうと考える方もいるのではないでしょうか。大学生もアルバイトをしていれば、恋人に少し特別なプレゼントを準備できるかもしれません。
 
しかし今回のケースのように、ブランド物で8万円するプレゼントを大学生が贈ることは一般的なのか気になる方もいるでしょう。この記事では、10代~20代が恋人にかけるプレゼントの金額や、大学生の金銭感覚についてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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10代の学生が恋人へのプレゼントにかける金額はどのくらい?

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が15歳~19歳の学生を対象にした「10代の金銭感覚についての意識調査 2024」によると、恋人へのプレゼント代の平均金額は6739円でした。男性と女性で若干の差があり、男性は7780円、女性は5698円でした。
 
また、同調査では、最も多い回答が5000~1万円未満の26.3%となっており、次が1万~2万円未満で16.7%です。10代には高校生も含まれるため、大学生のみの場合は金額に変動があるかもしれません。
 

大学生にとって「8万円」は高額ではないのか

同調査によると、大学生の1ヶ月あたりの平均収入は4万826円です。また、大学生の1ヶ月あたりの支出は2万1287円のため、手元に残る金額は約2万円になります。このペースで貯蓄を続けた場合、8万円のプレゼント購入には約4ヶ月かかると考えられます。
 
8万円が高額かどうかは個人の主観にもよりますが、大学生の57.5%は貯金をしているというデータもあることから、継続的に貯金ができれば購入できる金額だといえるでしょう。
 

大学生の息子の金銭は親が管理すべき?

大学生の息子の金銭管理は本人に任せるべき段階かもしれませんが、お金に関する対話は親子で積極的に持つことが望ましいでしょう。
 
株式会社くふうカンパニーホールディングスが行った「親子間のお金のコミュニケーション」に関するアンケート調査によると、大学生の子を持つ親・大学生ともに約9割がお金に関するコミュニケーションが必要だと感じています。
 
また、同調査によると、大学生の子を持つ親の6割以上が、子どものお金の管理に不安を感じています。
 
親の立場からすると、子どもが恋人に8万円のプレゼントを贈るという話を聞いて、金額の大きさや資金の出どころに不安を感じるかもしれません。確かに、10代や大学生の平均的なプレゼント費用と比べると、8万円は高額でしょう。
 
しかし、計画的な貯金やアルバイトを通じて、子どもなりに工面している可能性もあります。
 
そのため、一方的に心配するのではなく、貯金の状況や資金計画について会話を持つことで、子どもの金銭感覚や価値観を理解することができるでしょう。
 

10代が恋人にあげるプレゼントの金額は5000~1万円ほど|子どもの金銭感覚に不安になる親は多い

10代が恋人に渡すプレゼントの金額は、5000~1万円未満と考えている方が多い傾向にあり、平均額は6739円です。平均と比較すると「8万円」は高額だと考えられます。
 
そのため、親目線では「使いすぎではないか」「誰かから借りたのではないか」と不安に感じる方もいるでしょう。
 
もちろん、大学生のなかには、恋人にプレゼントを渡すためにアルバイトを頑張ったり、貯金をしたりしている方もいるため、8万円は頑張ったら手の届く金額かもしれません。実際に、大学生の平均貯蓄額は30万円を超えています。
 
とはいえ、子どもの金銭管理やお金に対する価値観は、親にとって不安を感じやすい部分です。お金に関する話は親子で積極的に行い、どのように8万円を準備したかなどを聞いてみてもいいでしょう。
 

出典

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社「10代の金銭感覚についての意識調査 2024」
株式会社くふうカンパニーホールディングス「親子間のお金のコミュニケーション」に関するアンケート調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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