飛行機内で持ち込んだ「お酒」を飲むのって非常識ですか?機内で頼むと高いので、できれば持ち込みたいのですが…

配信日: 2025.02.19 更新日: 2025.09.26
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飛行機内で持ち込んだ「お酒」を飲むのって非常識ですか?機内で頼むと高いので、できれば持ち込みたいのですが…
航空会社は機内への持込制限を設けており、制限内容に沿って荷物の機内持込の可否が判断されます。
 
そこで本記事では、お酒を飛行機機内に持ち込んでよいかどうか気になっている人に向けて、航空会社各社の持込制限のルールについて解説していきます。
 
なお、今回例として挙げるのは、主要航空会社であるJAL(日本航空株式会社)とANA(全日本空輸株式会社)です。
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お酒の機内持込はルール上認められているのか

JALとANAでは、酒類の機内持込に関して制限を設けていますが、制限範囲内であれば酒類を機内に持ち込むことができるようです。JALとANAが定めている酒類の機内持込の制限内容(国内線・国際線)は以下の表1の通りです。
 
表1

JAL ANA
アルコール度数が24%以下の酒類 制限なし 制限なし
アルコール度数が24%を超え70%以下の酒類 1人当たり5リットルまで持込可 1人当たり5リットルまで持込可
アルコール度数が70%を超える酒類 持込・預かり共に不可 持込・預かり共に不可

※JAL・ANAの持込制限内容を基に筆者作成
 
「アルコール度数が24%以下の酒類」は持込制限が定められていないため、制限なく機内に持ち込むことが可能なようです。
 
このように、持込制限はアルコール度数に対して定められているため、搭乗ゲート付近で購入したお酒はもちろん、近所のスーパーで購入したお酒も「アルコール度数が24%以下の酒類」であれば持ち込めると考えられます。そのため、ルールを守って持込んだお酒を飲む分には、決して非常識ではないといえるでしょう。
 
なお「アルコール度が24%を超え70%以下の酒類」に関しては、ANAが「小売販売されている容器に収納されていることが条件となります」と定めているため注意が必要です。
 

国際線ではどのクラスでもお酒の提供がある

ここまでお酒の機内持込のルールを解説してきましたが、お酒を機内で購入する場合とお酒を機内に持ち込む場合ではどちらの価格が安いのでしょうか。
 
国内線の場合、JALの「ファーストクラス」とANAの「プレミアムクラス」ではアルコールドリンクを提供していますが、他のクラスでは提供していません。
 
したがって、JALの「ファーストクラス」とANAの「プレミアムクラス」以外のクラスに搭乗する予定でお酒を楽しみたい場合は、搭乗前に自身で購入する必要があります。
 
国際線ではどのクラスでもお酒の提供があるため、搭乗前に自身で購入する必要はないようです。なお、クラスのグレードが上がるごとにラインナップが増えていく傾向にあるようです。
 
なお、在庫状況などによって提供される飲み物が変更になる可能性があることに注意しましょう。
 

搭乗する航空会社・国内線か国際線・クラスに応じてお酒を購入するか決めましょう

本記事では、お酒を機内に持ち込むことはできるのか、また機内に持ち込んだ方がよいのか解説してきました。
 
市販の缶ビール程度であれば、酒類の持込は制限がないようなので、持込んだお酒を機内で飲むのは決して非常識ではないと考えられます。
 
国内線の場合、JALの「ファーストクラス」とANAの「プレミアムクラス」ではアルコールドリンクを提供していますが、他のクラスでは提供していません。
 
したがって、JALの「ファーストクラス」とANAの「プレミアムクラス」以外のクラスに搭乗する予定でお酒を楽しみたい場合は、搭乗前に自身で購入する必要があります。
 
国際線ではどのクラスでもお酒の提供があるため、搭乗前に自身で購入する必要はないようです。
 
ただし、在庫状況などによって提供される飲み物が変更になる可能性があることに注意しましょう。
 

出典

全日本空輸株式会社 【国内線】お酒は機内に持ち込むことはできますか。
全日本空輸株式会社 機内持ち込み・お預かりに条件があるもの(国際線)
日本航空株式会社 おあずけ・機内へのお持込に制限がある手荷物について
日本航空株式会社 〔国際線〕特にお問い合わせの多い危険物の代表例
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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