5000円札がなんと「80倍以上」の価値に!?高値がつきやすいレア紙幣の特徴には何がある?

配信日: 2025.02.19 更新日: 2025.09.26
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5000円札がなんと「80倍以上」の価値に!?高値がつきやすいレア紙幣の特徴には何がある?
2024年に開催されたオークションで、驚くべき出来事が起こりました。樋口一葉が肖像となっている5000円札が42万円(落札手数料込みで48万9300円)で落札されたのです。これは額面の80倍以上であり、驚異的な価格といえるでしょう。
 
この記事では、なぜ高額での落札が実現したのかについてまとめました。
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レア紙幣の特徴

高額になりやすい紙幣に見られるのは「珍しい記番号(紙幣の表面に印刷されているアルファベットと数字の組み合わせ)」「エラーがある」「古札」といった特徴です。このような特徴がある紙幣は、レアな紙幣の収集を趣味にしている人や投資家にとって魅力的であり、元の金額以上で取引されることが多いでしょう。
 

珍しい記番号である

今回は「A-A券」と呼ばれる紙幣で、記番号の最初と最後がAで挟まれていました。さらに、数字が「000010」であり、発行順序が早い(10番目)ことが評価され、結果として80倍以上という驚異的な価値をつけることになったようです。
 
そのほか、レア紙幣と呼ばれる紙幣の記番号の特徴は、以下の通りです。
 

・ゾロ目(777777など、同じ数字が続く)
・キリ番(100000など、キリがよい数字)
・サンドイッチ番号(200002など、1桁目と6桁目が同じ数字で2~5桁目の数字がそろっている)
・階段番号(123456、876543など、連続して増加あるいは減少する数字)

 

エラーがある紙幣

製造過程で発生したエラーが残る紙幣も、高い評価を得やすいといえます。代表的なものは以下の通りです。
 

・耳付き(福耳)
・裁断ずれ
・印刷ミス
・裏写り
・記号違い

 
耳付き(福耳)とは製造過程でのミスによって、紙幣の端に余分な紙が残っているものです。この部分があることで、通常の紙幣よりもレア度が高まります。中には、数十万円の価値がつく紙幣もあるようです。
 
また「紙幣の裁断が正確でない」「色抜けや印刷位置のずれがある」「裏面の絵柄が表面に印刷されている」「表裏で異なる記号になっている」といった紙幣も、高値がつくことが多いでしょう。
 
このようなエラーがある紙幣は、製造過程の中で除外されてしまうため、流通量が少なく、非常に希少性が高いことから手に入れることが難しくなり、価格が上昇しやすくなるといえます。
 

古い紙幣

現行紙幣だけでなく、過去に発行された旧札にも価値があります。中でも、記番号が珍しかったり、エラーがあったりするものは特に高値がつくことが多いでしょう。
 

できるだけ高く買い取ってもらうには?

紙幣の価値は保存状態によって大きく変わるため、高く買い取ってもらうためには、紙幣を良好な状態に保つ必要があります。湿気や直射日光を避け、適切な環境で保管することが大切です。専用の保護ケースを使用して折り目や傷がつかないように注意し、できるだけ平らな状態で保管するとよいでしょう。
 
また、市場の需要や流通量によって紙幣の価値は変動し、新たに発行されていない紙幣は、将来的に価値が上がる可能性があります。高値で売却するには、タイミングを見極める必要があるでしょう。
 

珍しい記番号やエラーなどによりレアな紙幣は、元の額面以上で取引される傾向がある

元の額面以上の価格で取引される紙幣には、記番号が珍しかったり、エラーがあったりするなどして、希少価値が高いという共通点があります。
 
日常生活の中で、ATMでお金を引き出したときやお釣りをもらったときに、注意深く紙幣をチェックしてみると、思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれません。また、家のどこかに価値ある紙幣が眠っている可能性もあります。
 
レア紙幣は、金銭的だけでなく、歴史的な側面からも価値があるといえるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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