スマホを充電しながら寝ただけで「低温やけど」に!充電器を捨てるのはもったいないし「バッテリー交換」すればいい?

配信日: 2025.02.20 更新日: 2025.09.26
この記事は約 4 分で読めます。
スマホを充電しながら寝ただけで「低温やけど」に!充電器を捨てるのはもったいないし「バッテリー交換」すればいい?
「スマートフォンを充電しながら寝たら、低温やけどになった」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。スマートフォンがきっかけで低温やけどになった場合、スマートフォンのバッテリー(リチウムイオン電池)に問題が生じている可能性があります。最悪の場合、交換が必要なケースもあるようです。
 
今回は、スマートフォンで低温やけどが起こる原因や、バッテリー交換の費用などを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

スマートフォンで低温やけどが起こる原因

就寝中にスマートフォンで低温やけどを負った場合は、「発熱したスマートフォンを布団のなかに長時間入れたこと」が原因の可能性があるようです。
 
例えば、スマートフォンの充電中に動画やゲームアプリを連続して使うと、本体が熱くなることがあります。その状態のまま、布団のなかのような熱がこもりやすい環境に長時間置くと、本体温度がさらに上昇してしまいます。
 
独立行政法人国民生活センター「リチウムイオン電池及び充電器の使用に関する注意」によれば、スマートフォンに布団をかけ、充電しながら動画を連続再生したところ、本体温度が50度まで上昇しました。
 
同資料では「60度くらいの温度でも1分間、50度でも3分間圧迫を続けると低温やけどになる」といわれています。上記の状態のスマートフォンを握ったまま眠ってしまえば、低温やけどになる可能性があるでしょう。
 

リチウムイオン電池の交換が必要なケースとは

低温やけどでリチウムイオン電池の交換が必要なケースとは、リチウムイオン電池に劣化のサインが見られる場合などです。
 
前述のように、スマートフォンによる低温やけどは「スマートフォンの本体温度が上昇していたこと」が原因と考えられます。そして、リチウムイオン電池の弱点は熱です。高温環境に置かれると劣化が早まり、発煙・発火するおそれもあります。
 
そのため、スマートフォンで低温やけどをした際は、リチウムイオン電池の状態を確認した方がいいかもしれません。劣化のサインが見られる場合は、交換・廃棄をする必要があります。
 
具体的には、スマートフォンの画面や背面が盛り上がっている場合などは、交換・廃棄が推奨されているようです。とくに、使用期間が2年を超えている場合は、劣化が進んでいる可能性が高いとされています。
 
リチウムイオン電池の状態は設定画面からも確認できるようなので、参考にするといいでしょう。
 

リチウムイオン電池の交換費用はどれくらい?

修理の知識がない場合は、リチウムイオン電池の交換を依頼する必要があるでしょう。しかし、どこに依頼するかで費用の目安が異なります。この章では、主な3つの依頼先の相場を解説します。
 

メーカー

スマートフォンの製造元に依頼する方法です。あるメーカーでは場合、最新機種で約1万6000円、2016年発売の機種は約1万1000円で対応してもらえます。保証プランに入っていれば、0円になる可能性もあるようです。製造元にしっかり確認してもらいたい場合は、メーカーの交換サービスを利用するといいでしょう。
 

携帯キャリア

バッテリー交換の依頼受付を行う携帯キャリアもあります。メーカーに依頼するよりも費用をおさえられる可能性があり、とある携帯キャリアでは、機種を問わず約8000円で依頼可能です。保証サービスに入っている場合は、一部が割引になったり、無料で依頼できたりするようです。
 

修理業者

非正規の修理業者などは、携帯キャリアよりも費用が安い傾向にあるとされます。とある店舗は、スマートフォンのバッテリー交換を、最低約4000円から受けつけています。店によっては、費用をさらにおさえられるかもしれません。
 
ただし、修理業者で修理を受けた場合、正規店の保証を受けられなくなる可能性があります。また、なかには悪質な修理業者もあるため、業者選びに注意が必要です。
 

リチウムイオン電池の交換は4000~1万円台後半ほどで依頼できる

スマートフォンによる低温やけどは、熱がこもりやすい環境にスマートフォンを長時間置いたことが原因の可能性があります。就寝中であれば、布団のなかで熱がこもったと想定されるでしょう。スマートフォンに搭載されているリチウムイオン電池は高温環境に弱く、劣化によって発煙・発火する危険性もあるため、場合によっては交換や廃棄が必要です。
 
メーカーと携帯キャリアは、保証によって交換サービスを無料で受けられることもあります。契約内容などを確認するといいでしょう。
 

出典

独立行政法人国民生活センター リチウムイオン電池及び充電器の使用に関する注意(8ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問