「グリーン車」を「一人で2席」予約するのは違反？ 2席利用する際の活用法などを紹介。
そこで本記事では、一人で2席予約することが違反となるかについて解説します。
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グリーン車を一人で2席使うのは違反？
JRグループに関しては、一人で2席を利用すること不可とされているようです。
実際にJR東日本の旅客営業規則を見ると、「同一旅客は、同一区間に対して有効な2枚以上の同種の乗車券類を所持する場合は、当該乗車については、その1枚のみを使用することができる」と明記されています。
そのため、2席予約したとしても乗車人数が一人であれば、どちらか片方の席しか利用することができないと考えられます。
一人で2席利用できるキャンペーンがある
ＪＲ東海（東海旅客鉄道）、ＪＲ西日本（西日本旅客鉄道）、ＪＲ九州（九州旅客鉄道）3社が運営する、有料会員制のインターネット予約サービスでは、期間限定で「EXグリーンプラスワン」というキャンペーンが実施されていました。
これは、のぞみのグリーン車を一人で利用する際、隣が空席であることを保証されるという内容のものでした。キャンペーン利用時の料金と通常料金を以下の表1で比較してみましょう。
表1
| 列車 | 区間 | キャンペーン料金 | |
|---|---|---|---|
| のぞみ | 東京・品川 | 名古屋 | 1万8140円 |
| 京都 | 2万3320円 | ||
| 新大阪 | 2万3860円 | ||
| 新横浜 | 名古屋 | 1万7480円 | |
| 京都 | 2万2260円 | ||
| 新大阪 | 2万3540円 | ||
※エクスプレス予約「 EXグリーンプラスワン（ICカード乗車限定商品）」を基に筆者が作成
一人で2席利用する際の活用法
一人でグリーン車を2席利用する際、効果的な活用法を考えることで、さらに快適な移動が実現する可能性があります。
荷物を置くスペースとして利用する場合、大きなスーツケースやビジネスバッグを置く場所に困ることなく、広々とした空間を確保できると考えられます。これにより、移動中のストレスが軽減される可能性があるでしょう。
また作業スペースとして活用する場合には、隣の席をデスク代わりにしてパソコンや書類を広げることもできると考えられます。他の乗客を気にせず、集中して作業ができるのは大きなメリットとなる可能性があります。
まとめ
JRグループに関しては、一人で2席を利用すること不可とされているようです。
実際にJR東日本の旅客営業規則を見ると、「同一旅客は、同一区間に対して有効な2枚以上の同種の乗車券類を所持する場合は、当該乗車については、その1枚のみを使用することができる」と明記されています。
そのため、2席予約したとしても乗車人数が一人であれば、どちらか片方の席しか利用することができないと考えられます。
ですが、過去には2席利用できるキャンペーンが実施されていたこともあるようなので、今後も同様のサービスが実施されることもあるかもしれません。
出典
JR東日本 旅客営業規則
エクスプレス予約 EXグリーンプラスワン（ICカード乗車限定商品）
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
