「節約」のために「再生栽培」をしたい! できる野菜と育て方の「注意点」を解説
しかし「どの野菜が再生栽培できるの? 」「失敗しないためのポイントは? 」と疑問に思うこともあるかもしれません。
そこでこの記事では、再生栽培に適した野菜の種類や、育て方のコツを詳しく解説します。さらに、失敗しないための注意点や収穫までの目安期間についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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再生栽培できる野菜
再生栽培ができるといわれているおもな野菜は、以下の通りです。
・大根
・人参
・青ねぎ
・豆苗
・小松菜
・ほうれん草など
上記のように、根元や芯、へたなどがある野菜は、再生栽培が可能となっているようです。ただし、できない野菜もあるようなので、事前に確認しましょう。
再生栽培する方法
ここからは再生栽培する方法をご紹介します。再生栽培に必要とされているものは、以下の通りです。
・野菜の切れ端
・容器(タッパーやグラスなど)
・スポンジ(支えが必要な場合)
・水
スポンジは水につかり過ぎないようにするための道具なので、必要に応じて使用すればよいでしょう。
野菜の切れ端は、大根や人参などはへたの部分、青ネギや豆苗などは下や根の部分を残しておいて水につけます。小松菜やほうれん草などは芯となる部分が必要なので、水につける際は切れ端や根などをひたす程度にしましょう。
再生野菜における収穫時期の目安
収穫時期の目安は以下の通りです。
・大根、人参、青ねぎ:16日程度
・豆苗:7日~10日程度
・小松菜、ほうれん草:20日程度
大根や人参、小松菜などは約15センチ、青ネギは約25センチまで伸びたあたりが収穫の目安のようです。
再生栽培における注意点
再生栽培をする際の注意点は以下の通りです。
・直射日光を避けて、日当たりのよい場所に置く
・野菜全体を水につけない
・水替えは夏なら1日2回以上、そのほかの季節も1日1回交換
・容器はきれいに保つ
・カビや異臭がしたら処分する
・収穫は2回までにする
再生した野菜をおいしく食べるには、直射日光を避けた日当たりのよい場所に置いておく必要があります。
屋外で直射日光を当てて育てると収穫量は増えるとされていますが、食感が落ちたり虫が湧いたりするため注意が必要です。また、日当たりの悪い場所では葉が小さく、彩りも悪くなってしまう可能性があります。
夏場の水替えは野菜が腐らないように、こまめにする必要があります。容器が汚れたらその都度洗うようにして、カビや異臭がしたら食べずに処分しましょう。
収穫する回数が3回目になると、カビが生えたり育ちが悪くなったりするため、2回までが推奨されているようです。
野菜の平均価格
独立行政法人農畜産業振興機構による、2025年1月上旬時点の野菜における平均価格は以下の通りです。
・大根:137円
・人参:174円
・ほうれん草:754円
・青ネギ:1187円
・キャベツ:279円
上記は関東の平均価格のため、地域によっては値段が異なる場合があります。さらに、農林水産省による2025年2月の価格見通しを見ると、ほとんどの野菜が「平年を上回る推移」と発表されていることが分かりました。
今後も野菜の高騰が予測されるため、食費をおさえたい方はますます野菜の再生栽培が必要となる可能性があります。
再生栽培ができるのは芯や根、へたがある野菜
再生栽培は野菜の芯や根元、へたを残しておくとおおむねできるようです。ただし、不向きな野菜もあるため、期待しすぎないようにしましょう。
収穫時期は野菜にもよりますが、10日〜20日程度でできるようです。食べられる大きさになったら収穫できると考えられますが、カビが発生していたり異臭がしたりする場合は危険な可能性があるため、処分する必要があります。
再生栽培による野菜は衛生面に気をつけて、2回までの収穫に留めた方が安心できる可能性があります。野菜の高騰が続く中、少しでも節約できるように、ぜひ正しい方法で再生栽培にチャレンジしてみてください。
出典
独立行政法人農畜産業振興機構 指定野菜のブロック別旬別平均価格(2025年1月上旬 速報値)
農林水産省 野菜の生育状況及び価格見通し(令和7年2月)について
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
