「釣り」が趣味の夫。毎月“道具”や“エサ代”で「3万円」かかっているのですが、普通なのでしょうか?

配信日: 2025.02.28

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「釣り」が趣味の夫。毎月“道具”や“エサ代”で「3万円」かかっているのですが、普通なのでしょうか?
趣味を楽しむことはリフレッシュやストレス解消になり、日々仕事やプライベートを頑張ることへの活力にもつながる可能性があります。
 
しかし、お金のかかる趣味は家族にも迷惑がかかることもあるので、なるべく節約して楽しめる方法を見つけたいものです。
 
本記事では「釣り」が趣味という人が毎月3万円の費用をかけていることについて、普通と考えていい金額なのかどうかを考えてみましょう。釣りに必要な道具や価格帯をご紹介するとともに、趣味にかける費用の平均についてもまとめています。
FINANCIAL FIELD編集部

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釣りをするのに必要な道具や費用は?

釣りをしたことがない人だと、どのような道具が必要で、いくらぐらいするのかよく分からない人も多いでしょう。
 
まず、釣りには「投げ釣り」や「ツアー釣り」「船釣り」などの方法があります。どのような方法で釣りを楽しむにしても、以下のような道具は最低限そろえておく必要があるでしょう。実際に販売されている商品の価格をご紹介します。

●釣りざお:3644円(税込み)
●リール:4187円(税込み)
●ライフジャケット:1万4740円(税込み)
●バケツ:2099円(税込み)
●フィッシュグリップ:1320円(税込み)
●ハサミ:2223円(税込み)
●プライヤー:1865円(税込み)

これだけそろえるのに3万円程度の費用がかかることもあるようですが、一通りそろえてしまえばこまめに購入する必要があるものは消耗品であるエサなどでしょう。エサは500円程度で購入できるものもあるため、月々かかる費用が「3万円」という今回の事例では、エサ以外のものも買い足していると考えられます。
 
例えば「新しく釣りざおを購入したり欲しいルアーを買い足したりした月は1万円でおさまらなかった」「新しいジャンルの釣りを始めたら道具をそろえるのに5万円以上かかってしまった」などという例もあるようです。
 

趣味にかける費用の平均は月どのくらい?

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)」では、レジャー関係の支出に文房具や室内装飾品・バス代・鉄道運賃・つきあい費などをくわえて「教養娯楽費」としています。趣味にかかる費用がこれに当てはまると考えて確認してみましょう。
 
2024年の家計調査では二人世帯の1ヶ月の支出のうち「教養娯楽費」の平均は2万6776円です。今回の事例では「夫が趣味の釣りに月3万円かけている」ということなので、夫の趣味だけで二人世帯の平均額を超えていることが分かります。 
 
また、株式会社ヒューネルが2022年に実施した「趣味に関するアンケート調査」によると、男性が毎月趣味にかけている金額で最も多かったのは「5000円未満」です。次いで「5000円~1万円」「1万円~3万円未満」となっており、3万円以上かけている人の割合は1割程度となっています。
 
これらのことから考えても、夫が一人で趣味のためにかける費用が月3万円というのは、多いといえるかもしれません。
 

費用をおさえて釣りを楽しむ方法

お金がかかりすぎることを理由に趣味をやめさせるのは難しいと考えられるため、なるべく費用をおさえられないか本人と相談してみるといいでしょう。
 
釣りの費用をおさえる方法には、以下のようなものがあります。

●なるべく低価格帯の道具を選ぶ
●道具の買い替え頻度を減らせるよう、メンテナンスをしっかり行う
●近場の無料で利用できる場所で釣りをする
●現地でミミズや小魚などを捕まえてエサにする

「自分の好みにあった釣り道具を使いたい」という理由で高価な道具を購入しているようなら、自作してみてはどうかと提案してみるのもおすすめです。
 

趣味に「月3万円」はお金のかけすぎと考えられる

趣味は気分転換やストレス解消のためにも大切にすべきものかもしれませんが、お金がかかりすぎるのは困ります。今回の事例では「夫が趣味の釣りに月3万円かけている」ということですが、アンケート調査の結果では「5000円未満」という回答が多かったこともあり、3万円はお金のかけすぎといえるでしょう。
 
釣りは低価格帯の道具を選んだり無料で利用できる釣り場を探したりすることで費用をおさえられる可能性があるので、相談してみることをおすすめします。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-stat) 家計調査 家計収支編 2024年 第3-1表
株式会社ヒューネル 趣味に関するアンケート調査(PRTIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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