友人の結婚式に夫婦で招待されたけど、2人分のご祝儀「5万円」を包むのが厳しい…夫は断って私だけの参加でもよいのでしょうか?

配信日: 2025.02.28 更新日: 2025.09.26
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友人の結婚式に夫婦で招待されたけど、2人分のご祝儀「5万円」を包むのが厳しい…夫は断って私だけの参加でもよいのでしょうか?
大切な友人の結婚式に夫婦で招待された場合、必ずどちらも出席しなければならないのでしょうか。夫婦で出席するとご祝儀に包む額も多くなりやすいため、家計の事情などによっては難しい場合もあるでしょう。
 
そこで、今回は、夫婦で結婚式に招待された場合にマナー違反となる行為や、夫婦で参列する場合の一般的なご祝儀金額についてご紹介します。
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夫婦そろって結婚式に参列する場合のご祝儀相場金額

夫婦そろって結婚式に参列する場合、ご祝儀は5~7万円で包む方が多い傾向にあります。というのも、ご祝儀は一般的に1人当たり3万円を包みますが、夫婦で6万円を包むと2で割り切れてしまうためです。
 
偶数は2で割り切れてしまうため、「別れ」を連想させる数字だと考えられており、結婚式のご祝儀には避けた方がよいと考える方もいます。そのため、6万円に近い5~7万円程度でご祝儀を準備される方が多いようです。
 

夫婦で呼ばれて1人のみの出席はマナー違反ではない?

結婚式に夫婦で呼ばれた場合、やむを得ない事情でどちらかしか出席できない場合もあるでしょう。このような場合、招待状を返信するタイミングで欠席することを伝えていれば、マナー違反ではないといわれています。
 
招待状に記載する際は、「出席」にチェックをいれたうえで、片方しか参加できないことを文面などにして伝えましょう。文章を書く際は、句読点(「、」や「。」)は別れを連想させると考えられているため、使わずに書くことがおすすめです。
 
また、事情を書く際は、出産などの明るい内容であれば具体的に記入してもよいですが、病気などの場合は事情を濁して記載するとよいでしょう。片方しか出席できない旨を伝えると同時にお祝いのメッセージもいれておくと、相手への気持ちも伝えられます。
 
1人しか参加できないからといって欠席する必要はないため、マナーを守って友人の結婚式に参列しましょう。
 

ご祝儀が払えないからといってやってはいけないこと

結婚式に招待された場合、ご祝儀を払えないからといって、やってはいけないマナーがいくつかあります。


・ご祝儀を払わずに結婚式に参列する
・平均的なご祝儀より少ない額を包む
・招待状に返信しない
・出席連絡後のキャンセル

このような行為はマナーがない人だと思われるだけでなく、新郎新婦に迷惑をかける場合もあります。そのため、ご祝儀がないことを伝えにくいなどの理由で招待状に返信しなかったり、急に欠席したりする行為は避けましょう。
 
ただし、新郎新婦から事前に了承を得ていた場合や、やむを得ずどうしてもご祝儀を多く包めない場合は、ご祝儀を少額で包んでも問題ない可能性があります。また、友人や会社などで新郎新婦へのプレゼントを渡す場合などは少なく包むケースもあるでしょう。
 

ご祝儀が払えない場合の対処法

ご祝儀がどうしても払えない場合、以下のような対処法が考えられます。


・結婚式を欠席する
・少額で包む+後日プレゼントを贈ったり食事をご馳走したりする
・身近の不用品を売ってお金にする
・副業や単発・短期アルバイトで収入を得る
・知り合いにお金を借りる

本当に難しい場合は、無理して参加せずに欠席してもよいでしょう。株式会社トキハナの「結婚式の招待状に関する調査」によると、結婚式に招待した側の53.8%が「不参加」の返信を見ても「仕方ないと思う」と回答しています。さらに、38.7%は「特に何も思わない」ようです。
 
そのため、大切な友人の結婚式を欠席したからといって、今後の関係に支障が出るとは考えにくいでしょう。
 

夫婦そろって結婚式に参加できない場合でもマナー違反にはならない|伝え方などは要注意

夫婦で結婚式に参列する場合のご祝儀額は5~7万円が一般的です。割り切れる数字にしない方がよいと考えられているため、5万円、もしくは7万円で包まれる傾向があります。
 
また、夫婦どちらかのみの参加はマナー違反ではありません。ご祝儀を5万円包むことが難しい場合ややむを得ない事情がある場合は、片方のみの出席であることを伝えたうえで、1人分のご祝儀を包むとよいでしょう。
 
ただし、片方のみ出席する場合は、招待状への返信マナーに気をつける必要があります。簡単な理由とお祝いを述べ、句読点は使わないようにしましょう。また、ご祝儀の不安から招待状に返信しないなどの行為は控えるべきです。
 
欠席しても今後の関係性に支障は出にくいと考えられるため、本当に難しい場合は欠席も視野にいれて考えてみてもよいかもしれません。
 

出典

株式会社トキハナ 結婚式の招待状に関する調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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