友人と車でお出かけ、ガソリン代は「割り勘」で問題ない?運転手には別で「お礼」した方がいいの?

配信日: 2025.03.03 更新日: 2025.09.26
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友人と車でお出かけ、ガソリン代は「割り勘」で問題ない?運転手には別で「お礼」した方がいいの?
友人とのドライブは楽しい思い出を作る機会といえます。しかし、ガソリン代や高速代などの費用を負担するべきかどうかについては、悩む人もいるのではないでしょうか。
 
運転手の負担に対して費用を等分するだけで十分なのか、それとも別途お礼をすべきなのかについて、この記事では外出時における費用分担の最適な方法を探りました。
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ガソリン代の分担方法

友人と車で外出する場合、ガソリン代の分け方には「全員で等分して割り勘にする」「運転手が全額負担する」「同乗者が全額負担する」という3つの方法が考えられます。
 
割り勘は公平性が保たれ、金銭的な負担が分散される方法といえます。また、運転手が全額負担するケースは、運転手の好意や気遣いによるものでしょう。社会的な地位や年齢による配慮、請求のしづらさなどが背景にあると推測されます。
 
しかし、運転手に運転による肉体的な負担もかかることになるため、同乗者は配慮が必要でしょう。
 
運転者の負担が大きくなる場合、同乗者で全額負担することを提案することも一つの方法です。その際は、ガソリン代だけでなく、高速代や駐車料金も含めて合算してもらい、どのくらいの金額になるかを、運転手に具体的に示してもらうことをおすすめします。
 
また、自分がドライバーで同乗者に負担してほしい場合、費用負担に関して全員の合意が必要です。出発前に運転によって起きる疲労など、相手が納得できる理由を説明し、同乗者に費用を負担してほしいことを明確に伝えましょう。
 
いずれのケースも、出発前に各自の負担を明確にしておくことで、トラブルを避けられる可能性が高まるといえます。
 

運転手への配慮とお礼の必要性

運転手は長時間集中力を維持する必要があり、疲労や事故のリスクといった負担がかかっています。そのため、同乗者は運転手をいたわる必要があるでしょう。
 
同乗者が運転手へ感謝の気持ちを表すには、以下のような方法が考えられます。

●食事代、おみやげ代、駐車場代を負担する
●次回の外出時に運転する
●感謝の気持ちを伝える

運転による疲労を考え、同乗者が食事代を負担するなどすれば協力的な雰囲気が生まれるでしょう。
 

一人あたりの負担はどのぐらいになる?

今回は、休日に片道約100キロメートルの高速道路(東名高速道路、東京~沼津)を利用するケースで、往復にかかる費用を計算してみました。

●高速代(ETC利用の場合):約5060円
●ガソリン代:約3690円
(2月25日現在のレギュラーガソリン全国平均価格184.3円/リットル、燃費10キロメートル/リットルと仮定)
●合計約8750円

仮に4人で外出する場合、一人あたりの負担額は4等分すると約2188円、運転手以外の3人で分けると約2917円です。実際には高速道路に入るまでのガソリン代や、必要であれば駐車代も加算されるため、これ以上の金額になることが考えられます。
 

費用分担のトラブルを避けるには?

費用分担のトラブルを避けるためには、支出を明確に記録し全員で共有することや、特定の人に負担が偏らないように公平にすることが大切です。
 
また、そのときの状況に応じて臨機応変に対応する柔軟性も必要です。お互いを思いやる気持ちを忘れず、不満や疑問があれば話し合いましょう。
 

費用を等分するだけではなく、運転手の労力や状況に応じて柔軟に対応しよう

友人との車での外出時の費用分担は、運転手の労力や状況に応じて柔軟に対応することが大切です。ガソリン代や高速代は原則として等分し、運転手の労力を考慮して食事やおみやげ代などを負担するなど、別途お礼をすることが望ましいでしょう。
 
費用が原因のトラブルを避けるには、出発前に運転手と同乗者でどのぐらいの金額が必要になるのか、分担はどうするのかについてよく話し合い、全員が納得できる方法を決めておくことをおすすめします。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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