父が趣味で100円玉貯金をしていて「1万枚」になったそうです。そろそろ銀行に預けたいのですが 「手数料」を考えたら損でしょうか?
配信日: 2025.03.03 更新日: 2025.03.04

例えば100円を1万枚貯めた場合は100万円になります。1万枚の硬貨を銀行に預けたいと考えた場合に気になるのは、預け入れにかかる手数料です。
そこで今回は、1万枚の100円玉を銀行に預け入れる場合にかかる手数料について検証していきます。銀行に預けずに自宅に現金を保管しておくメリットとデメリットについても解説するので、自宅に硬貨をたくさん保管している方はぜひ参考にしてください。

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
100円玉「1万枚」の預け入れにかかる手数料
100円玉「1万枚」を銀行に預け入れるには次の2つの方法が考えられます。
●銀行窓口で預け入れる
●ATMで預け入れる
それぞれに注意しておきたい点があるので詳しくみていきましょう。
銀行窓口の場合
銀行の窓口であれば枚数にかかわらず硬貨の預け入れが可能です。しかし、預け入れる枚数によっては手数料がかかる点に注意が必要です。例えば大量硬貨を預け入れる際の手数料として、表1の金額が目安となります。
表1
硬貨枚数 | A銀行 | B銀行 | C銀行 |
---|---|---|---|
1枚~100枚 | 無料 | 無料 | 無料 |
101枚~500枚 | 550円 | 550円 | 550円 |
501枚~1000枚 | 1100円 | 1320円 | 1100円 |
1001枚以上 | 1650円 以降500枚毎に 550円加算 |
1980円 以降500枚毎に 660円を加算 |
500枚ごとに 550円加算 |
※筆者作成
100円玉「1万枚」を銀行窓口で預け入れした場合の手数料は、1万円程度かかるといえるでしょう。
ただし、銀行や郵便局の窓口の混雑状況によっては、大量の硬貨の持ち込みを断られる可能性があります。途中で預け入れをやめた場合も手数料が発生することがあるようなので注意しましょう。
ATMを利用した場合
100円玉「1万枚」を銀行に預け入れる方法の一つにATMでの預け入れがあげられます。ATMの場合、硬貨の預け入れに手数料がかからない銀行もあるようです。
しかし、手数料はかからなくとも、1回あたりの預け入れの上限枚数が100枚に設定されているATMでは、1万枚の100円玉を一度にすべて預け入れることができません。
また、駅やショッピングセンター、コンビニなどに設置されている銀行ATMでは硬貨の取り扱いをしていないこともあるため、あらかじめ確認が必要です。
大量硬貨を銀行に預け入れる場合、銀行窓口では手数料がかかりますが、ATMでは時間と手間がかかるといえるでしょう。
100円玉「1万枚」を家に保管し続けるメリットやデメリットは?
銀行に預け入れずに自宅で保管しておくことで得られる最大のメリットは好きなときにお金が使えることです。銀行に預け入れた場合、状況によっては引き出すのにお金がかかるケースもあるでしょう。
一方で、自宅に保管している場合には紛失や盗難のリスクがあります。銀行に預けていれば空き巣や災害などで現金がなくなるリスクをおさえられます。
100円玉「1万枚」を銀行に預け入れるのには1万円程度の手数料がかかることがある
銀行窓口で100円玉「1万枚」を預け入れた場合には1万円程度の手数料がかかることが分かりました。ATMでは硬貨の預け入れに手数料がかからないこともありますが、1回の上限が100枚と決まっている場合には、100回のATM操作が必要になります。
手数料をおさえたい方はATMを利用し、手数料がかかったとしても一度で預け入れたい方は窓口での利用を検討してみてはいかがでしょうか。
銀行により手数料などの詳細は異なるので、気になる方はホームページやお近くの窓口に直接確認してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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