「テレホンカード」って「まだ使える」の? 「払い戻す」ことはできる?

配信日: 2025.03.04 更新日: 2025.09.26
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「テレホンカード」って「まだ使える」の? 「払い戻す」ことはできる?
「昔集めたテレホンカードは、今でも使えるの? 」と疑問に思ったことはありませんか? 公衆電話の数が減り、スマートフォンが普及した今、テレホンカードの存在を忘れていたという人もいるでしょう。
 
もし手元に使いきれていないテレホンカードがあるなら、そのまま眠らせておくのはもったいないかもしれません。本記事では、現在のテレホンカードの利用状況や、払い戻しの可否について詳しく解説します。
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テレホンカードは1990年代までは広く普及していた

テレホンカードは、公衆電話で通話する際に利用できるプリペイド式のカードです。かつては、小銭を使うよりも手軽で便利だったため、多くの人に利用されていました。
 
1990年代までは広く普及していましたが、携帯電話の普及が進むにつれて、公衆電話の利用者が減少したといわれています。それに伴い、テレホンカードの需要も次第に落ち込んでいったのです。
 

テレホンカードの現在の活用方法

今ではほとんどの人が携帯電話を持つようになり、テレホンカードを使う機会は大幅に減少したようです。それでも、完全に使い道がなくなったわけではありません。
 
今でも活用できる方法の一つが、NTTの固定電話料金の支払いに充てることです。NTT西日本のホームページによると、未使用の額面500円または1000円のテレホンカードであれば、NTT東日本・NTT西日本での電話料金支払いに利用できるとされています。
 
額面3000円や5000円のテレホンカードは、そのままでは電話料金の支払いに充てることができません。
 
しかし、テレホンカード交換センターを利用すれば、未使用の500円や1000円のカードに交換することができるようです。交換後は、これらのカードをNTTの通話料金支払いに活用できます。ただし、1枚につき55円(税込)の手数料がかかる点に注意が必要です。
 
もし自宅に未使用のテレホンカードが大量に眠っているなら、固定電話の料金支払いに活用するのも1つの方法です。
 

公衆電話での利用は可能

現在でも、公衆電話でテレホンカードを利用することは可能です。しかし、携帯電話の普及に伴い、公衆電話の設置数は大幅に減少しています。
 
そのため、身近に公衆電話が見当たらないというケースも少なくありません。災害時の緊急連絡手段として活用できる可能性がありますが、携帯電話を持っている人が多い現代では、公衆電話でテレホンカードを使用する機会は限られると考えられます。
 

テレホンカードは払い戻しできる?

使う予定のないテレホンカードの払い戻しはできるのでしょうか。
 

テレホンカードの払い戻しは不可

テレホンカードは、基本的に払い戻しをすることはできないようです。これは、払い戻しを受け付ける窓口が存在しないためだといわれています。そのため、別の方法で換金を検討する必要があるといえるでしょう。
 

買い取り業者を利用して現金化

テレホンカードを換金する方法として、金券買い取り業者を利用するのもよいでしょう。これらの業者では、未使用のテレホンカードを買い取ってくれるため、現金化が可能になると考えられます。もし不要なテレホンカードが手元にあるなら、金券買い取り業者への売却を考えてみるのもよいでしょう。
 

メルカリ出品は不可

メルカリでは、テレホンカードの出品が禁止されています。これは、メルカリが「金銭と同等に扱われるものの出品を禁止する」というルールを設けているためです。未使用のテレホンカードも金券とみなされ、現金化のリスクがあることから、出品が認められていないようです。
 

テレホンカードは現在でも公衆電話で使用できる

テレホンカードは現在でも公衆電話で使用できます。また、未使用の額面500円または1000円のテレホンカードであれば、NTT東日本・NTT西日本の固定電話料金の支払いにも充当可能とされているようです。ただし、払い戻しはできません。そのため、不要な場合は買い取り業者を利用して現金化するのがよいでしょう。
 
なお、メルカリではテレホンカードの出品が禁止されているため、注意が必要です。
 

出典

NTT西日本 テレホンカードによる電話料金のお支払いについて
NTT東日本 テレホンカードによる通話料金のお支払いについて
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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