中学3年生の娘が卒業旅行として「ディズニー旅行」を計画しているようです。ディズニーで1泊するといくらかかるのでしょうか?
しかし、旅行の計画を立てるなかで、宿泊先のホテル選びに迷ってしまうかもしれません。東京ディズニーリゾートの敷地内や周辺には複数のホテルがあり、特徴がさまざまです。
宿泊料金も数千~数十万円と幅広いため、予算だけでなく、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーに徒歩で行けるのか、利用したい宿泊特典はあるのかなど、条件に当てはめたうえで決めるとよいでしょう。
本記事では、東京ディズニーリゾート周辺で宿泊が可能なホテルをはじめ、1泊当たりの料金がどのくらいかかるのかについて解説します。
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料金や宿泊特典はどのホテルを選ぶのかによって異なる
東京ディズニーリゾートへ出掛ける際のホテルは、パーク一体型またはパーク近く、最寄りも舞浜駅や隣駅の新浦安駅近くなど、複数の選択肢があります。
・ディズニーホテル
・東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル
・東京ディズニーリゾート・パートナーホテル
・東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテル
・舞浜駅や新浦安駅周辺のホテル
以下で、ホテル別に特徴を解説します。
ディズニーホテル
ディズニーホテルは、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドグループの株式会社ミリアルリゾートホテルズが経営・運営する公式の宿泊施設です。東京ディズニーシーのパーク一体型ホテルや東京ディズニーリゾート内などに位置する5種類のホテルがあり、それぞれ異なるコンセプトや魅力を持っています。
宿泊料金は、ホテルのグレードや客室によって異なります。最も高額な客室の宿泊料金は50~60万円程度ですが、2万5000円前後で宿泊できるホテル・客室も存在します。
ディズニーホテルに宿泊すると、対象パークの専用エントランスより一般ゲストの15分前から入園が可能なハッピーエントリーをもらえたり、パークやホテルレストランの優先予約やパークチケットの購入ができたりします。パークを思い切り楽しみたい人であれば、利用価値の高い特典が多いといえるでしょう。
宿泊料金は、一人当たりではなく一室料金で設定されています。料金が高いと感じても複数人で宿泊(5~7名宿泊可能な客室あり)すれば、一人当たりの金額は抑えられる可能性が高いでしょう。
また、パーク一体型やパーク近くのホテルを選べば、閉園後もパークの雰囲気をそのまま感じながら過ごせます。
東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテル
東京ディズニーリゾート・オフィシャルホテルは、東京ディズニーリゾート内に位置しています。JR舞浜駅からバス、または東京ディズニーリゾートを周回するモノレール「リゾートライン」を利用することで、ホテルやパークへのアクセスが可能です。
ディズニーホテルのような充実度が高い特典はありませんが、パーク近くに宿泊できることや宿泊料金がディズニーホテルよりも比較的安価に抑えられる点が、メリットであり特徴です。具体的な料金は、時期やホテルによって変動します。
東京ディズニーリゾート・パートナーホテル
東京ディズニーリゾート・パートナーホテルは、東京ディズニーリゾート近くである新浦安エリアに位置するホテルです。無料のシャトルバスを利用できますが、どのホテルも東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーから約15~20分の時間がかかります。
その一方で宿泊料金が安く設定されていたり、格安プランが用意されていたりするので、予算を抑えたい人にとっては魅力のあるホテルといえるでしょう。
東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテル
東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテルは、新宿エリア、江東・墨田エリア、台場・有明エリア、千葉・幕張エリアに位置するホテルです。無料のシャトルバスでパークへアクセスできますが、本数が少なく、事前予約制である点に注意が必要です。
宿泊料金はホテルグレードと客室、時期によって異なりますが、1泊数千~1万円程度で宿泊可能なホテルもあります。東京ディズニーリゾート以外の観光地にも出掛ける予定があるならば、東京ディズニーリゾート・グッドネイバーホテルを選ぶと移動の面において便利でしょう。
舞浜駅や新浦安駅周辺のホテル
ディズニーホテルやオフィシャルホテル・パートナーホテル・グッドネイバーホテルといった提携ホテル以外にも、さまざまなホテルがあります。舞浜駅直結または駅近くのホテルであれば徒歩でアクセスできますし、駅から距離があっても無料のシャトルバスの利用が可能なホテルもあります。
ディズニー旅行は宿泊料金以外にもさまざまなお金がかかる
東京ディズニーリゾートへの卒業旅行でかかるお金は、宿泊料金だけではありません。パークチケットをはじめ、パーク内の飲食代(パーク内は食事の持ち込みは原則不可)、お土産などさまざまなお金がかかることも想定しておきましょう。
なお、オリエンタルランドが公表する「ゲスト一人当たり売上高」のデータによると、2023年度は一人当たりのチケット・アトラクション・ショー収入が8229円、商品収入が5157円、飲食収入が3258円とのことです。
ディズニー旅行のホテルはあらかじめ予算や目的を決めておくと選びやすい
東京ディズニーリゾートへ卒業旅行に行くに当たって、パークで遊ぶことを中心に考えるのであれば特典の多いディズニーホテルを選ぶと満足度は高いです。
しかし、できるだけ予算を低く設定したいのであれば、ディズニーホテルでもスタンダードランクのホテルや提携ホテル、パークへのアクセスがよいホテルを選ぶとよいでしょう。
ただし、東京ディズニーリゾートでかかるのは宿泊代だけではありません。パーク内で楽しむのにどのくらいのお金がかかるのかも検討し、あらかじめ予算を決めておくと、ホテル選びがよりスムーズにできるでしょう。
出典
株式会社オリエンタルランド 上場以来のゲスト1人当たり売上高推移
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
