更新日: 2019.06.28 その他暮らし
土地を探して注文住宅で建てる!土地探しを依頼する不動産は大手?地場?
「土地を見つけて注文住宅で家を建てる」ためには、まずは土地探しをして、それから建物をどうするのか考えなくてはならないため、とても大変かもしれません。
土地探しをするのにハウスメーカーに依頼してしまえば、建物も依頼できるため楽になることもあります。ですが、今回は不動産会社に土地探しを依頼するメリットと、また大手と地場の違いなどもご説明したいと思います。
執筆者:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級
住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。
土地探しを不動産会社に依頼したい!大手と地場だったらどちらがいいの?
(1)ハウスメーカーではなく、不動産会社に依頼するメリットとは
不動産会社は土地探しのプロなので、土地の情報をたくさん持っています。地域密着で営業している不動産会社も多く、表には出ていない情報なども持っているため、掘り出し物件なども見つけるチャンスがあります。
ただ、注文住宅で建てるとなると、不動産会社には建築基準法などの知識はあるとしても、その土地からどのような建物を建てられるのか、理想の間取りが実現できるのかまでは提案が難しいため、ハウスメーカーや設計事務所にも相談しておく必要があります。
(2)依頼するなら大手の不動産会社か地場の不動産会社か?
また、不動産会社には2種類あり、大手の不動産会社と地場の不動産会社があります。
大手の不動産会社の良いところは、知名度が高く全国のどこにでも店舗や支店があるため、物件の種類も豊富で、どこのエリアでも対応が可能です。エリアを絞りきれてなくて、たくさんの物件やエリアを提案してもらいたい方は大手の不動産会社に依頼するといいでしょう。
ただ、もし価格や条件など交渉したいときはあまり融通が利かない可能性が高いです。地場の不動産会社では、地元に密着しているところが多いため、地主との繋がりが深い可能性が高いです。地主と親交が深いと、物件価格の交渉や条件の融通も利きます。
気に入った物件があっても、価格を交渉できるのとできないとでは、気持ち的にも違いますよね。また、条件が合えば、まだ売りに出していない物件情報なども聞ける可能性もあります。
ただ、物件を探すのがエリア外になってしまうと対応できない恐れもあるので、どのエリアまで対応可能か確認しておきましょう。
(3)担当営業の対応も重要
大手の不動産会社と地場の不動産会社ではそれぞれ良いところもあれば、そうでないところも当然あります。どんなに良い物件情報を持っていたとしても、担当営業の対応が良くなかったり、連絡が遅かったりだと、安心して任せられませんよね。
つまり、担当営業の質によって決まってしまう面が大きいのです。なので、大手であろうと、地場の会社であろうと、納得いく担当に巡り合うまで探すこと。安易に妥協しないほうがいいといえます。
「デメリットやリスクをあまり話さない」「不安を煽って契約を急かす」などの担当者は避けるべきです。また、契約後のフォローなどもしっかり確認しておきましょう。土地は金額も何千万とする大きな買い物なので、慎重に選びましょう。
まとめ
不動産会社とハウスメーカーの違いや、大手不動産会社と地場の不動産会社の違いなどご紹介しましたが、いかがでしたか?
エリアが絞りきれていなく、幅広く探しているということであれば、大手の不動産会社に相談してみるといいでしょう。ただ、エリアをもう絞りきれているという方には、地場の不動産会社のほうがメリットは大きいです。
いろいろと比べたいという方は、複数の不動産会社に相談してみることをオススメします。
執筆者:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級